©️KING RECORDS

最近、毎週金曜深夜にTwitterトレンドを席巻している「#ヒプアニ」をご存知でしょうか? 同時に、「#ヒプマイ」「#違法マイク」などがトレンド上位に急上昇する事もありますが、実は全て同じものを指しています。

それは、「ヒプノシスマイク」。SNSだけでなく、全国主要都市の駅に大型広告が掲載されて話題となったり、音楽チャートを大いに賑わせていて、耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。

これまでに、ミュージックビデオの動画再生回数合計は1億5000万回超。コミックが刊行され、2.5次元ミュージカル化、今年の10月からはアニメも放送開始となり、アパレルや缶バッジ、ぬいぐるみ、フィギュアなど、約300を超えるアイテムが発売されています。

今回、「ヒプノシスマイク」をまだ知らないという方に向け、その魅力を紹介していきます。

 


「ヒプノシスマイク」のスタートとは? 


「ヒプノシスマイク」とは、レコードメーカー「キングレコード」内のレーベル「EVIL LINE RECORDS」が手掛ける、男性声優による“キャラクターラップバトルプロジェクト”。正式名称は「ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-」で、通称「ヒプマイ」と呼ばれています。

プロジェクトの始まりは、2017年9月2日。その後、YouTubeにいきなり公開された第1弾ミュージックビデオ「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」

当時全く無名のプロジェクトだったにもかかわらず、YouTube急上昇ランキング3位にランクインするなど大きな話題を呼びました。

この動画を皮切りに、CDも続々リリース。これまでにCD作品を15枚発売しており、すべてがオリコン上位にランクイン。2018年7月18日に発売した「Fling Posse VS 麻天狼」が、オリコンのデジタルアルバムランキングで1位、CDアルバムランキング3位を獲得。そして、2019年11月27日に発売したアルバム「Bad Ass Temple Funky Sounds」が、初週売上9.9万枚で、12月9日付オリコン週間アルバムランキングで初登場1位を獲得し、シリーズ2作目の快挙を成し遂げました。

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ラップバトルで領土を奪い合うってどういうこと!?


アニメ文化に馴染みのない方は、きっと「キャラクターラップバトルプロジェクト」という点で「?」がたくさん浮かんでいると思いますが、解説は超簡単。そのプロジェクトタイトル通り、男性声優演じるキャラクターたちがラップでバトルを繰り広げることをメインとした作品なのです。

ただキャラクターたちがラップを披露するだけでなく、同時に魅力的なストーリーが展開するのも根強いファンを獲得している理由。CDにはラップ(キャラクターソング)とドラマトラックが収録され、その楽曲やドラマパートでストーリーやキャラクターたちの性格、関係性を知ることができます。

簡単にストーリーを紹介しましょう。

「ヒプマイ」の舞台は、武力抗争が根絶され、男性に変わり女性が覇権を握るようになった世界。男性たちは“ディビジョン”と呼ばれる区画で暮らし、人の精神に干渉する特殊な“ヒプノシスマイク”を使い、ラップで対決。勝ったディビジョンは負けたディビジョンの領土を獲得することができる、というのが大まかなストーリーです。

現在は「イケブクロ・ディビジョン」「ヨコハマ・ディビジョン」「シブヤ・ディビジョン」「シンジュク・ディビジョン」「オオサカ・ディビジョン」「ナゴヤ・ディビジョン」の6チームが存在しています。

 
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