家時間が長くなってつい家族に不満をぶつけてしまう、仕事が忙しすぎて眠れない……。家族や友人にも相談できず、専門医を受診するほどの症状でもなく、自分でこのような問題を抱えこみ悩んでいる人は多いのではないでしょうか?

 

ましてやコロナ禍で、何もせずとも誰もがストレスを受けやすい状況ですよね。そうしたなかで注目を集めているのがマインドフルネスという概念です。マインドフルネスとは、「今、ここ」に意識を集中させること。そうすることで頭をからっぽにし、心も身体もリラックスすることができるんです。

 

新刊『頭を「からっぽ」にするレッスン 10分間瞑想でマインドフルに生きる』(辰巳出版)から、マインドフルネスを日常に取り入れるための最も手軽な方法のひとつ、「10分間瞑想」なるメソッドをご紹介します。

ビル・ゲイツが2度推薦「マインドフルネス入門に最適」


『頭を「からっぽ」にするレッスン』の著者、アンディ・プディコムは元僧侶で、イギリス保険医療委員会公認の瞑想コンサルタント。またマイクロソフト創業者のビル・ゲイツが、“マインドフルネスの入門書”として2度にわたり推薦したことから話題となった一冊です。

もともとゲイツは瞑想に懐疑的だったとのことですが、本書を読んで“宗旨替え”させられ、「今の私は妻のメリンダともども瞑想にすっかりはまっている」といいます。さらには本書に対し「日々、ストレスを解消し心を集中させるしばしの時間が誰にとっても必要なこの時代に、はじめの1歩としてうってつけの1冊だ」との賛辞を送っています。

さっそく「10分間瞑想」を試してみよう!


何か楽しいことをはじめて、それに心から集中した時、どれほど心が落ち着き、穏やかな気分になっているか、あなたは気づいたことがあるでしょうか? 瞑想はこの状態によく似ています。つまり瞑想をはじめる場合には、何か心を集中させるための対象が必要になるのです。

これは「瞑想の対象」「瞑想の支点」などと呼ばれているもので、外的なものと内的なものに分けられます。10分間瞑想では、おもに内的な支点である“呼吸を”利用します。呼吸は瞑想の対象として最も柔軟性の高いもののひとつで、いつどこでも利用でき、前もって準備しておく必要もありません。

 
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