占星術においてこの2020年は、約220年ぶりに時代が激変するタイミングとされ、“土の時代”から“風の時代”へと変わる節目と言われています。発売前から重版になるほど話題の星読みヒーラー・yujiさんの新著『「風の時代」に自分を最適化する方法 220年ぶりに変わる世界の星を読む』(講談社)は、古い価値観を手放し、新しい時代を生きるための“ガイドブック”ともいえる星読み本。個性やオリジナリティにスポットが当たる風の時代には、恋愛観・結婚観も大きく変化するとyujiさんは綴っています。そこで今回は特別に、常時2000人待ちともいわれるyujiさんにインタビューを敢行! 気になる風の時代の“パートナーシップ”についてじっくりお聞きします。

 

yujiさん:星読み係、ヒーラー。 香川県高松市生まれ。18歳でイタリアに渡り、現地大学院卒業。ミラノにてプロダクトデザイン事務所に勤務するも、ヒーラーとしての宿命に抗えず拠点を東京に移し、ヒーラーとして活動する決心をする。現在は個人鑑定、連載、講演など、幅広い分野で活躍中。毎日星読みを行い、星々からのメッセージをSNSにて発信している。著書に『星2.0』(光文社刊)、『yujiの星読み語り』『神さまと顧問契約を結ぶ方法』『神さま手帖』(すべてワニブックス刊)、『めくるだけ聖地巡礼 POWER BOOK』(幻冬舎刊)。ニット帽にサングラス、ヘッドフォンがトレードマーク。
【ブログ】https://ameblo.jp/uenopasiri/
【Twitter】@yujiscope

 

 

複数恋愛もアリ? 誰もが自由に愛を育てる時代


風の時代に切り替わることで、パートナーシップにはどんな変化が起こるのでしょうか。yujiさんは新著の中で、「婚姻関係のあるなしが“人としての優劣”、また結婚関係が長続きすることが“良”で短く終わることが“劣”という認識もなくなるでしょう」と語っています。

「ちょっと問題発言かもしれませんが、一夫一妻制でなければならないという価値観が変化し、複数恋愛を受け入れる空気が出てくるかもしれませんね。風の時代は“多様性を認めること”が時代の主軸ですから、LGBTQといったジェンダー意識もボーダーレス化が進んで、マイノリティやマジョリティという概念自体が薄れていくはずです。同時に“私の・僕の”という所有格が発生する彼氏と彼女、夫と妻の関係性もフラットになっていく。パートナーの同意を得て複数の人と親密な関係をもつ“ポリアモリー”という恋愛スタイルには賛否があるかもしれませんが、個々人がそれぞれの結婚観・恋愛観・セクシャリティを生きていくのが、風の時代なんです」
 

“自分ファースト”でパートナーシップを棚卸しする


過去の習慣や世間の型に縛られず、それぞれの愛の在り方を模索できる新しい時代。それは独身の人に限ったことではなく、今すでに結婚しているという方にもあてはまるそうです。

「恋愛も結婚も、一度結んだご縁を絶対に切ってはいけないということはありませんよね。それでも、関係は破綻しているけど一人は不安だから今の結婚生活は続ける、という方もいらっしゃるでしょう。でも僕は、物事にはどうしても“賞味期限”があると思っていて。なぜなら、土の時代は収穫したものをどんどん倉庫に入れて貯蔵する、そんな積み上げの時代だったので、熟成のつもりで放置していたらいつのまにか腐って崩れていたりもするわけです。これは恋人・夫婦に限らず、政治でも同じことが言えるのですが……。

積み上げてきたはずのパートナーとの関係性が明らかに崩れていて、新しいご縁を感じる人が目の前に現れている。もしそんな状況なら、何かや誰かのせいにして言い訳するのは他の誰でもない自分を傷つけることになると思うんです。もちろん、苦難を味わうからこそ得られるものは絶対にありますし、インスタントな恋愛はおすすめしませんが、風の時代のテーマでもある“自分ファースト”で考えて明確になった答えがあるなら、躊躇せずそれを掴みにいってほしいと僕は思います」

 
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