家事には終わりがありません。朝昼晩のごはんを作って後片付け。掃除をしながら洗濯して干して……。日々の忙しい暮らしの中を容赦なく追いかけてきます。それならば、少しでもラクで快適にできる方法を考えてみませんか。長年のファンも多い『かんたん家計ノート2021』のコラムから、心も体もラクになる片付け方をご紹介します。

 


●モノに指定席を作る
モノが散らかったり行方不明になるのは、定位置が決まっていないから。使ったら戻す「指定席」を決めておけば、いちいち「あれどこ?」と聞かれるわずらわしさもなくなります。リモコン、爪切り、鍵など、家庭内で頻繁になくなるものには指定席を作ってみましょう。届いたばかりの郵便物やチラシは食卓の上などに積み重ねがちですが、専用の箱など場所を決めて「一時置き」すると散らかりません。

●カゴで統一感を出す
家の中には、生活感あふれる日用品から始まり、文房具や子どものおもちゃなど、色も形もサイズも多種多様なものがいっぱい。これを、お菓子の空き箱やカラフルなプラスチックケースなど、色とりどりの箱にしまうと、さらにごちゃごちゃした印象に……。すっきり見せたいなら、天然素材のカゴに収納するのがおすすめ。色や形が多少違っても統一感が出て、移動させるのもラクになり一石二鳥です。

●デジタル化して処分を
年賀状や手紙、新聞や雑誌の切り抜き、子どもが描いた絵、学校の書類、記念に取ってあった観光施設のパンフレットや入場券の半券などの「紙もの」は、定期的に処分しないとどんどん増えていきます。クリアファイルや専用の箱など、保管する場所を決めて、入りきらなくなったら決断の時。どうしても残しておきたいもの以外はスキャナーやデジカメを使ってデジタル化し、現物は処分しましょう。

 

『かんたん家計ノート 2021』
著者 編集/講談社

25万人が支持する「日本で一番売れている一番かんたんな家計簿」の2021年度版。巻頭の料理特集やコラム記事など、読みごたえもたっぷり!

巻頭料理特集:堤人美さん「彩り野菜で四季のごちそう」スーパーなどで見かける新顔野菜やハーブを、野菜やスパイス使いに定評のある料理研究家・堤人美さんが、季節ごとに料理で紹介。
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