算数は先生に教えてもらうしかないと諦めた

Netflix話題作!アメリカの貧困女性をリアルに演じたエイミー・アダムスの「決意」_img0
 

「小学校4年生の娘の学校がオンライン授業になったので、最初の2ヶ月くらいは慣れるために奮闘したわ。勉強も見てあげようと思ったけれど、算数はやっぱり先生に教えてもらうしかないと諦めた(笑)。そこはいろいろ大変だったけれど、実は自分って、何もしないのが結構得意だったんだなと発見したの。仕事ができない間にギターを練習しようとか、いろいろ目標を作ったんだけれど、結局何もしなかったわ(笑)。夫にも、君はスイッチがオンかオフしかないんだよと言われたのよ」。

 

とは言っても、アカデミー賞のシーズンが近づくにつれて、また忙しくなるはず。「ヒルビリー〜」のエイミーの演技には、もう大絶賛が集まっているのです。
「自分の演技を褒めてもらえるのは、素直に嬉しい。毎年、多くの人が多くの優れたパフォーマンスを見せる。そんな中で話題に出してもらえることには、いつも感謝しているわ」。

<作品紹介>

『ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-』

Netflix話題作!アメリカの貧困女性をリアルに演じたエイミー・アダムスの「決意」_img1
 

Netflixで独占配信中。
イェール大学ロースクールに通う青年は、突然の連絡を受けて帰郷したオハイオの田舎で、3世代で暮らした家族の過去と自分の未来に思いをはせる。原作は、アメリカでベストセラーになったJ.D.ヴァンスの回顧録「ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち」。


猿渡由紀
L.A.在住映画ジャーナリスト
神戸市出身。上智大学文学部新聞学科卒業。女性誌編集者(映画担当)を経て渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスター、映画監督のインタビュー記事や、撮影現場リポート記事、ハリウッド事情のコラムを、『シュプール』『ハーパース バザー日本版』『週刊文春』『週刊SPA!』『Movie ぴあ』『キネマ旬報』のほか、雑誌や新聞、Yahoo、ぴあ、シネマトゥデイ、東洋経済オンラインなどのウェブサイトに寄稿。米女性映画批評家サークル(WFCC)会員。映画と同じくらい、ヨガと猫を愛する。

構成/榎本明日香

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