「バイトすら受からない」40代シングルマザーに必要な、職探し“3つの視点”とは_img0
 

リモートワークなどが浸透し始めたとはいえ、いまだ難しい子持ち女性の職探し。キャリアも意欲もあるのに認めてもらえない、そのショックから精神的に不安定になる人も多いようです。3ヵ月先まで予約のとれない心理カウンセラーとして大人気の根本裕幸さんが、この場合の職探しのポイントをいくつか提示してくれました。

 

きちさんからの質問

Q. 40代のシングルマザー。職探し中ですが不採用が続き、精神的に不安定な日々です。


44歳のシングルマザーです。無職で転職活動中ですが、何十社と応募しても不採用の日々です。貿易事務としての約24年のキャリアがあるのですが、企業の求めるスキル不足、自身の年齢、来年小学生になる子供がいる等、様々な要因があるのだとは思います。正社員はもちろん、派遣、パート、アルバイトも断られる日々です。ここ最近は気分の浮き沈みが激しく、子供の前でも泣いてしまうことがあります。将来が不安でたまりません。せめて子供の前では笑顔でいたいのに、それができずにさらに落ち込んでしまいます。


根本裕幸さんの回答

A. 自分にフィットする仕事は何か、見極める作業をおこなってほしいと思います。


どこに住んでいるかなどのプロフィール情報が少ないので、3つの可能性を想像してアドバイスをさせていただきますね。

1つ目は、きちさんがどこに住んでいるか。アルバイトすらも見つからないというのは、きちさんの住んでいる街全体が不景気になっていて、求人自体が少ないということが考えられます。その場合は、何十社か受けたぐらいでは簡単に仕事は見つからないでしょう。大変だとは思いますが、諦めず、何百社と受けることが必要だと思います。

2つ目は、どのような職種で断られているのか、です。たとえばファストフード店やコンビニのような、常時アルバイトを募集しているところでも断られているのでしょうか? 医療事務の仕事なども人手が足りないと言われています。どんなところを受けても断られているのでしょうか? もし、経験のある貿易関係の仕事ばかり受けて断られているのでしたら、受ける職種を広げていく必要があると思います。


3つ目は、きちさんの生活状況がどれくらいひっ迫しているのか、によります。「将来が不安で泣いてしまう」と書かれていましたが、実家からの支援や元夫からの養育費の支払いなどは全くないのでしょうか? あるいは、少しは支援や養育費の支払いがあり、当面は何とか食べていけそうな状況なのでしょうか? なぜこのようなことをお聞きしたかというと、それは職探しをする軸に関わってくるからです。

 
  • 1
  • 2