こんにちは!〔ミモレ編集室〕のSatokotoraです。

突然ですが、馬に乗ったことはありますか?

一度もないという方、乗ってみたいと思いませんか?

今、ミモレ世代で乗馬を始める人がじわじわ増えています。「新しいことを始めたい」「できれば今も老後も楽しめる趣味を」と思っている世代の心を、ぐっとつかんでいるのです。

乗馬ってアウトドアで激しいイメージがあるかもしれませんが、実は2歳の子供からおばあちゃんまで楽しめる生涯スポーツ。80代まで続けられるということは、アラフォーで始めても40年以上楽しめるってこと。子育て世代にとっては、子供と一緒にできる数少ない趣味のひとつです。

競技会に出たいというなら別ですが、ただ乗るだけなら、運動神経不問。初めて乗ったその日から楽しめます。

ミモレでおなじみ、エディターの白澤貴子さんも馬乗りです。浮き輪肉撃退(!)のダイエット効果について記事を書かれています。

楽しくて疲れないのに水泳並みにカロリーを消費する有酸素運動で、体幹をはじめとする全身の筋肉が鍛えられます。

筋トレ抜きではダイエットもままならない、将来に備えて筋肉貯金もしておきたいミモレ世代にとって、こんなおいしいスポーツって他にあるでしょうか?

でも乗馬ってハードル高そう。お金がかかりそうだし、乗馬クラブも遠くて通うの大変そう。

ーーはい、わたしもそう思ってました。知人にすすめられて行った体験乗馬は、ただの冷やかし……のはずでした。

無趣味でめんどくさがり屋のわたしを虜にした、乗馬の3つの魅力をこれからご紹介します。


1. 見目麗しく、交流して癒される馬の魅力


子供でも知ってる、お馬さん。

身近な動物ですよね。わたし自身、特に馬に思い入れがあったわけではありません。

ところが体験乗馬で馬を間近にみて

ーー馬ってなんてキレイなの!

サラブレッドは、体高160〜170cm、体重450〜500キロ程度。メジャーな動物とはいえ、犬や猫とはサイズ感が違います。こんな大動物に出会うとしたら、動物園の檻の向こう側。近くで触れ合う機会は普段まずありません。

そして乗馬クラブにいるのは、元競争馬だったりするので、筋骨隆々、毛並みつやつやで本当にきれい。

ミモレ世代から始める乗馬のススメ~観る楽しみ、乗る楽しみ~_img0
写真/Unsplash

考えてみれば、乗馬はファッションとも縁が深い、エレガントなスポーツですよね。

 


馬は会いに行けるアイドル

 

体験乗馬から帰った後も、馬にもう一度会いたいという気持ちが消えません。

馬は乗り物でもあります。きめ細かく意思疎通できなければ、こわくて乗っていられないですよね。

馬は車と違って、人間の指示に答えてくれるだけでなく、初心者が背中の上でバランスを崩しそうになると、落っこちないよう自ら歩みをゆるめてくれることも。

指示を無視しても平気かどうか、乗っている人間を試すためにさぼってみたり、厩舎が目に入る場所では帰りたがって止まったり。

馬の知能は人間の3歳児程度と言われます。いろいろ思惑があり、駆け引きもしてきます。

わたしはまだ初心者なので、なだめてもすかしても言うことを聞いてもらえないときもありますが、上級者は思い通りに馬を動かせるらしい......これって人間関係にもあてはまりそうな話ですよね。

騎乗の前後にブラッシングしたり蹄の掃除をしたりと、文字通り馬と触れ合う時間もあります。

ミモレ世代から始める乗馬のススメ~観る楽しみ、乗る楽しみ~_img1
写真/Unsplash

人の気持ちに敏感でインタラクティブな馬たちは、魅力的な存在です。

乗馬はスポーツですが、馬と触れ合いたいという動機で始める人も多く、乗るよりも会いに行きたいから続けているという人も結構います。

次の休みにはあの子に会える。そう思うと毎日に張りが出るーー馬はまさに、会いに行けるアイドルなのです。
 

2. 無理なく楽しめる運動で、マインドフルネス効果も


最初は動物としての馬に魅せられて始めた乗馬ですが、何度か乗るうちに「乗馬自体が楽しいかも」と気づきました。

まず単純に、馬は体高があるのでまたがると視界が開けて気分がいいんです(高所恐怖症の人は注意!)。

人間が両脚で馬の胴をはさむと馬は歩き出し、手綱を引くと止まります。歩きながら手綱を操作して方向転換します。

こういった基本操作の次に練習するのが、軽速歩(けいはやあし)という乗り方。

馬が進むと鞍の上では振動を感じます。馬が歩いているときは鞍に座ったままでOKですが、速歩(馬の小走り。速さはママチャリくらい?)にスピードアップすると、結構揺れを感じるので、馬の動きに合わせて、立つ座るを繰り返し、反動を軽減します。これが軽速歩です。

馬のスピードを維持するには、脚でぎゅっぎゅっと馬の胴を絞って指示を送り続ける必要があります(普段使わない内腿が鍛えられる!)。

バランスを取って立ったり座ったりしながら、馬へ指示を出すために脚の位置を一定に保ち、手綱を持つ手もコントロールしなければなりません。手足と体をいっぺんに全部使うので、慣れないうちは、これがなかなか難しい。

動画をお見せするのはお恥ずかしいですが、軽速歩がどういう感じかイメージいただけましたでしょうか?

 
  • 1
  • 2