明けましておめでとうございます!
ミモレ編集部の山崎です。

と言っていもお正月気分は松の内の昨日まで、今日から仕事始めという人も多そうですね。何だか今年は年末年始のお休みが短かった気がするのは、私だけでしょうか……。

今年は都内の実家に少しだけ顔を出し、それ以外は自宅でのんびり過ごしていました。いつもは1〜2泊で全国の寺社仏閣へ初詣に行くのが恒例なのですが、今年はそれもなく。ああ、旅がしたい!

ちなみに昨年は私の最推しのお寺、高野山金剛峯寺へ参拝しました。他のどのお寺とも似ていない独特の空気、奥の院へ続く趣ある参道がたまらなく好きです。

さて2020年を振り返ると、何が何だか分からないうちに終わってしまったな、というのが正直なところです。いろいろなものが目まぐるしく変わる中で、精一杯頑張った気もするし、一方では、あれもこれも、もうちょっと上手くやれたんじゃないか、という気持ちもあったり。ああ、自己評価が低い(笑)。

そんな私でも「これは頑張りました!」と心から言える、そして最も強く印象に残っているのが、6月に公開した、タイBL「2gether」主演のBrightくん&Winくんのインタビューです。

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リモート取材の画面越しにも美しさ・かっこよさが爆発していた二人。そしてあまりの性格の良さに、取材中に横川さん鼻血出して倒れるんじゃないかと、けっこう本気で心配しました(笑)。
 

一緒に動いてくれたのは、「2gether」にどハマりし、当時の連載でも面白すぎるコラムを書いてくれてたライターの横川さん。そして以前別の編集部にいた頃からの仲で、タイ在住歴のある(つまりタイ語がわかる!)エディターの宮島さん(ミモレではアンミカさんの連載などを担当されています)。

タイ語での交渉、海外とのリモート取材、どれもやったことのないことばかり。でもこの二人がいればできるんじゃない? と、最初はわりと安易な気持ちからやってみたのですが、日本のメディアの取材が初だったこともあり、ミモレ読者の方はもちろん、それまでミモレを知らなかった方からも、ものすごい反響をいただきました。ああ、ありがたい!

それはもちろん嬉しかったのですが、私としては何より横川さんと宮島さんが反響の大きさを喜んでくれたのが、本当に嬉しかったんです。

私はもともとライターで、編集者としてのキャリアは当時まだ1年ちょっと。他のみんなに比べたら足元にも及びません(編集部のほぼ全員、私にとっては下積み時代からお世話になってる大先輩なんです)。そんな私がやるべきテーマって何だろうなあと、日々仕事をこなしながらずっと考えていたんですね。それが、一緒に仕事をした二人に喜んでもらえたことで「ああ、これでいいのかもな」と思えたというか。

編集者は、いかに読者の皆さんに喜んでもらえるコンテンツを作るか、ということが仕事の大前提です。ですがこれだけ人々の趣味嗜好が多様化した世の中では、何が喜んでもらえるのか、たまに分かんなくなっちゃうんですね。


そんな時には、身近な人たちに喜んでもらえるような仕事をする、ということを一つの基準にしてもいいのかもな、と(もちろん自己満足な記事は絶対ダメ!ですが)。それにこれって編集に限らず、すべての仕事にいえることだと思うんです。

そんなわけで、ちょっとは自信がついた気がしなくもない? 2020年でした。

2021年も混乱した世界がしばらく続きそうですが、そんな中でもみなさんの日々に楽しいことがたくさん訪れますように。ミモレの記事で、その「楽しい」のお手伝いができたらと思っています。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします!