昨年の12月22日から、220年続いた「土の時代」が終わり、「風の時代」が始まったことにより、世の中がより自由になっていくと言われています。
それにより、“結婚の形”も変わってくるものでしょう。今回は、「風の時代」が始まることによって、結婚はどう変わるのかを、ちょっと大胆に予測していきます。

「風の時代」の結婚の変化1:入籍にこだわらなくなる

 

そもそも「土の時代」は、目に見えるものや形のあるものが重視されやすい時代でした。だから、物質主義になりやすかったり、社会的地位、結婚など、“形”を求めたりする傾向がありました。
でも、ヒーラーのyujiさんの書籍『「風の時代」に自分を最適化する方法 220年ぶりに変わる世界の星を読む』(講談社刊)によると、「これからは皆が情報・見えないもの・音・声・波動等に敏感になっていく時代」になっていくそうです。

<風の時代とは移動の時代であり、思想の時代であり、哲学の時代であり、〝いろいろなものが型から脱却し、固定化されていないことを尊ぶ時代〟だといえます。>(『「風の時代」に自分を最適化する方法』より)

それに伴い、結婚については、“入籍にこだわらないカップル”が増えてくる可能性があります。今後は、「家系を守り続けること」よりも「子供たちが自分らしく幸せに生きること」のほうを重視する家庭が増え、家の存続のために結婚をしなくてはいけないというプレッシャーはなくなってくるでしょう。

そもそも「結婚制度の在り方」においても、今後、問われていくでしょう。現代の結婚制度は、「~でなくてはならない」ものが多いですしね。例えば、日本ではまだ選択制夫婦別姓が認められていないため、妻(もしくは夫)が自分の今まで慣れ親しんできた苗字を変える必要があるため、やむを得なく「事実婚」を選ぶ夫婦もいます。
また、結婚することで、それぞれの両親、親戚とも、たとえ気が合わない場合でも付き合っていかなくてはいけないことも多く、それが原因で夫婦仲が悪くなり、離婚にまで発展してしまうこともあるもの。

つまり結婚すると、恋愛のときとは違って、「窮屈なこと」が増えるのも事実なのです。本来はお互いを思いやり、相手の幸せを願いながら、苗字やお互いの両親、親戚との付き合い方についても考えることが大切です。
でも、現代の段階では“強制的にそれぞれ、夫、妻の役割をやらされる”傾向があるのです。それでは、結婚することで、むしろ2人の関係が悪くなってしまうことも多いでしょう。

現代において「結婚」は、“愛の形”というよりは、夫婦がお互いを縛り付けるための“契約”に近いものがあります。それに気づき始めた“自由を好む価値観の人たち”は、今後、ますます「結婚」という形にこだわらなくなってくるでしょう。お互いに相手を束縛する必要がなくても傍にいる関係こそが、愛だと思うからです。
つまり、「風の時代」は、結婚(契約)という“見える形”よりも、愛という“見えない形”を重視するようになってくるのです。

なかには、「結婚という契約をしないと、逃げていく男性が増えそう」と心配する女性もいるかもしれません。本来、愛を欲しければ、自分からも相手に深く関わっていかなくてはいけないもの。そういう“逃げるような男性”は、いずれ自分の行いのせいで愛を得られないことを、学ぶときが来るでしょう。

また、愛情があるからこそ、離れたがっている相手に対して、手放す大切さを感じる人も増えてきます。それにより、日本でも「シングルマザー(シングルファザー)がより生活しやすくなる制度、環境」を作っていく必要が出てくるでしょう。
もしかしたら、その制度が手厚くなることが、少子化対策に大いに貢献することになるかもしれません。世の中には、「夫はいらないけど、子供は欲しい」という女性もいますしね(苦笑)。

 


「風の時代」の結婚の変化2:“型にはまらない夫婦”が増える


たとえ入籍をしたとしても、今後は “従来の結婚”とは違う夫婦関係を築く家庭も増えてくるでしょう。現代もすでに夫婦共稼ぎの家庭が増え、「夫が外で働いてきて、妻が家を守る」といった“昭和的な家庭”は減ってきていますが、それだけでなく、結婚当初から別々に夫婦が暮らすことを望む「別居婚」を選ぶ人も出てきています。

それでだけでなく、一度もリアルに会ったことがない相手と“リモート結婚” する夫婦が出てきてくることもあるかもしれません。人によっては「それくらいの距離感がちょうどいい」と思う人もいるでしょうし、それに伴い、遠く離れた世界の人と国際結婚する人も出てくるかもしれません。
それ以外にも、今後は、結婚制度が変わってきて、世界的に「同性同士の結婚」「複数婚(夫と妻が1対1以上の結婚)」などもOKになってくる可能性だってゼロではありません。
こういうことは、周りの人が「そんなのは結婚とは言えない」「自分はそんなの嫌」など、とやかく言う必要はなく、当事者たちが幸せなら、そういう結婚もなくはないでしょう。

結局、自分も縛られることがなくなり、自由に幸せに生きられるようになってくると、他の人が自分と違う生き方をしていても、「本人が幸せなら、OK」と思えるようになるもの。
逆に、自分に合わない生き方を強制されている人ほど、「他の人はどうしているのか」と気になって比べてしまったり、違う生き方をしている人に対して批判をしたり、「自分のほうが幸せだ」と思い込みたくて、マウントをとってしまったりするのです。

だから、今後は、みんながみんなより自由で幸せになりやすい環境になるからこそ、“型にはまらない結婚”をしても、周りの目を気にすることなく、生きやすくなるでしょう。

 
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