着物家・伊藤仁美さん(写真右)に、着物を着ている時のサブバッグとして、また日常的にエコバッグとしても使える風呂敷の使い方・包み方を教えて頂きました。

 


サステナブルな風呂敷の美しい使い方



来たる春は出会いと別れの季節。式典などで着物を着るのなら、サブバッグにも風呂敷を活用してはいかがでしょう。

まずは基本の結び方。風呂敷を硬く結びすぎて戸惑ったことはありませんか? 「真結び」なら、まるで手品のように片手でするりとほどけます。
「ほどけにくく、ほどきやすい基本の結び方。覚えておくと風呂敷の素晴らしさや便利さが実感できると思います」(仁美さん)

手土産を包むのに便利な「おつかい包み」、急な荷物が増えたときにも活躍する「エコバッグ」もあわせてご紹介します。

バッグに入れてもかさばらない風呂敷はサステナブルな時代に再認識されています。日本の伝統的な技法、有松鳴海絞りを用い、ドイツを拠点に世界約23ヵ国で展開する「suzusan」と仁美さんがコラボして完成した風呂敷。伊勢丹新宿店にて受注販売会が開催中。18000円。場所:伊勢丹新宿店 本館1階=婦人雑貨 イセタン シード 期間:開催中〜1月26日(火)まで 納期:3月中旬/伊勢丹新宿店


固結びが片手でスルリ! まるでマジックのような結びの基本「真結び」


手土産は風呂敷に包んで【おつかい包み】


四角い布はサステナブルな時代に好相性【エコバッグ】


風呂敷を一枚バッグに入れておいて、荷物が増えたらさっとエコバッグに。それができたら粋ですね。着物ではなく洋服に合わせても素敵です。ぜひ参考になさってください。


撮影/杉山和行
ヘアメイク/KIKKU
構成・文/笹本絵里

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