皇后になられてから、聡明さと語学力、ご自身のキャリアを発揮され、海外からの賓客も細やかなお心遣いでもてなされるなど、存在感と輝きを増してきた雅子さま。
ファッションを拝見するのも私たちにとって楽しみのひとつです。白やゴールドなど、皇后というお立場にふさわしい色から優しいパステルカラーまで、ご公務の内容に合わせた選択。伝統的な着物からエレガントなドレス、マニッシュなジャケット&パンツスタイルまで幅広い着こなし。ご成婚前のキャリア時代から変わらない雅子さまスタイルが貫かれています。
コロナ禍でご公務の形も変わる中、雅子さまは華美なアイテムを控えて今までのお召し物を着回されるなど、堅実なファッションで国民に寄り添っていらっしゃいます。そこには知性とエレガンスがバランスよく表れた、世界に通用する現代の新しい皇后像が反映されているのです。
57歳のお誕生日に公開されたポートレートでは、2020年10月15日に紹介した装いと同じボウタイのブラウスに、一連のパールのネックレス、大粒のパールのイヤリングをコーディネート。光沢感のある上質な素材を選ぶことで、品のある印象になります。ストライプの入った黒のシンプルなパンツ、黒のパンプスで雅子さまらしい甘辛バランスのとれた装いです。2020年12月3日、東京都港区・赤坂御所の談話室にて。写真/宮内庁提供
誕生日に先立ち公開された文書で、雅子さまは「1920年頃に世界的に大流行したスペインインフルエンザ以来ほぼ1世紀を経た今年、思いも寄らず世界中が新型コロナウイルス感染症の大きな災厄に見舞われることとなり、大変に心の痛む年でした」と述べられました。写真/宮内庁提供
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キャプションは過去の資料をあたり、敬称・名称・地名・施設名・大会名・催し物名など、その当時のものを使用しています。
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