皇后になられてから、聡明さと語学力、ご自身のキャリアを発揮され、海外からの賓客も細やかなお心遣いでもてなされるなど、存在感と輝きを増してきた雅子さま。

 

ファッションを拝見するのも私たちにとって楽しみのひとつです。白やゴールドなど、皇后というお立場にふさわしい色から優しいパステルカラーまで、ご公務の内容に合わせた選択。伝統的な着物からエレガントなドレス、マニッシュなジャケット&パンツスタイルまで幅広い着こなし。ご成婚前のキャリア時代から変わらない雅子さまスタイルが貫かれています。

コロナ禍でご公務の形も変わる中、雅子さまは華美なアイテムを控えて今までのお召し物を着回されるなど、堅実なファッションで国民に寄り添っていらっしゃいます。そこには知性とエレガンスがバランスよく表れた、世界に通用する現代の新しい皇后像が反映されているのです。


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皇太子さまと第18回冬季オリンピック長野大会・リュージュ女子1人乗りを観戦するために会場へ。襟が合わせになったデザインのオフホワイトのロングコートに、ファーの帽子をコーディネート。手袋はコートに合わせ明るいベージュ、小物は黒で引き締められて、クラシカルなスタイルです。1998年2月10日、長野県長野市ボブスレー・リュージュパークにて。写真/日本雑誌協会/AFLO

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コロンと丸いコートのボタンとパールのイヤリングのフォルムがリンクして、可憐な印象。コートの下はハイネックのトップスで防寒も完璧です。写真/JMPA


キャプションは過去の資料をあたり、敬称・名称・地名・施設名・大会名・催し物名など、その当時のものを使用しています。

構成/片岡千晶(編集部)

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