皇后になられてから、聡明さと語学力、ご自身のキャリアを発揮され、海外からの賓客も細やかなお心遣いでもてなされるなど、存在感と輝きを増してきた雅子さま。
ファッションを拝見するのも私たちにとって楽しみのひとつです。白やゴールドなど、皇后というお立場にふさわしい色から優しいパステルカラーまで、ご公務の内容に合わせた選択。伝統的な着物からエレガントなドレス、マニッシュなジャケット&パンツスタイルまで幅広い着こなし。ご成婚前のキャリア時代から変わらない雅子さまスタイルが貫かれています。
コロナ禍でご公務の形も変わる中、雅子さまは華美なアイテムを控えて今までのお召し物を着回されるなど、堅実なファッションで国民に寄り添っていらっしゃいます。そこには知性とエレガンスがバランスよく表れた、世界に通用する現代の新しい皇后像が反映されているのです。
皇居での茶会にお招きした、第7回冬季パラリンピック長野大会の入賞者や大会役員とご歓談される皇太子ご夫妻。雅子さまは中東ご訪問の際にもお召しになった、鮮やかなグリーンのロングジャケットを。このときは膝丈のタイトスカートをコーディネートされ、ご公務の内容に合わせてボトムスを変えていらっしゃることがわかります。1998年4月30日、皇居・宮殿「春秋の間」にて。写真/宮内庁提供
キャプションは過去の資料をあたり、敬称・名称・地名・施設名・大会名・催し物名など、その当時のものを使用しています。
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