前回ご紹介した、’90年代におしゃれアイコンとしてアメリカ国民の憧れだったキャロリン・べセット=ケネディ。カルバン・クラインのショップ店員から役員にまで上り詰めたキャロリンは、白シャツや膝丈スカートなど、普遍アイテムをスタイリッシュに着こなしているのが特徴です。

輝くブロンドヘアとモデルのようなスタイルの良さはもちろんのこと、彼女のファッションを引き立てているいちばんのアクセサリーと言えるのは、やはり、隣りにいるパートナー、ジョン・F.ケネディ・Jrの存在。

ふたりのツーショットは、どれも映画のワンシーンのように絵になっているのが印象的。あっさり顔のキャロリンとこってり顔のジョン。背格好のバランスも絶妙で、恐らくアメリカ一の権力もお金も兼ね備えたイケメン夫が配偶者だなんてすごいし、とにかく彼女自身も華がある! こんなカップルが道を歩いていたら絶対に振り返っちゃいますよね。

そんなわけで、私がうっとりしたこの伝説の美男美女のカップルコーデをご紹介したいと思います。

デニムの着こなしが上手なキャロリン。ベルトでウエストマークした赤いコートとニットキャップの組み合わせがこなれています。ジョンのマフラーとニットキャップの赤もキャロリンのコートの色にリンクしているのは計算尽く? 写真:Globe Photos/アフロ
カチューシャ使いもキャロリンの特徴。ブラックアウターにセンタープレスデニムだけでこんなにクールにキマるのがすごい。隣にいるジョンのヘアターバンもおしゃれ。ベストにターバンってどうすればこんな着こなしアイデアが浮かんでくるのか。 写真:Globe Photos/アフロ
ザ・コンサバ、な膝丈スカートにブーツのコーデは、黒×キャメルの色合わせが当時は新鮮だったよう。隣りにこんなスーツが似合う夫がいるのも、スーツイケメン愛好家の私にはうらやましい限り。 写真:Globe Photos/アフロ
白シャツをドレスアップに昇華させたキャロリンのアイコニックな着こなし。ジョンはタキシードで、黒パンツ姿のキャロリンとのバランスも完璧ではありませんか。写真:Globe Photos/アフロ
 
これまた彼女を象徴する、スリップドレスのコーデは、カチューシャとブーツが女っぽさをアップ。横にいるジョンのスーツにキャップ後ろ被りにも萌えてしまいます♡
 

いかがでしたか? シンプルなアイテムをエフォートレスシックに纏う天才、キャロリンと、彼女に負けないくらいセンスのいいジョン。今ふたりが生きていたら、どんなおしゃれを見せてくれたんだろうなあと考えてしまいました。


前回記事「アメリカの永遠のおしゃれアイコン、キャロリン・べセット=ケネディの人生」はこちら>>