このところ話題の「吸水型サニタリーショーツ」。ナプキン不要で、ゴミも減らせる、環境にも優しい……などと言われていますが、実際の使い心地が気になりますよね。そこで今回、2タイプの吸水型サニタリーショーツを着用した感想を、正直にレポートさせていただきます。
経血の少ない日(生理初日や終わりかけ)におすすめ!
1.「エミリーウィーク(EMILY WEEK)」
エミリーウィークオリジナルの吸水ショーツは、オーガニックコットン主体の生地を使用し、吸水部分は抗菌防臭&透湿防水加工済みの吸水布を挟んだ3層構造なのが特徴。吸水量はナプキン1枚程度。元々ナプキンとの併用もおすすめされていて、生理が終わりかけの軽い日、ナプキンをつけるかどうか迷うような日、おりものの量が多い日に着用するのがおすすめです。
着用感は…
見た目も着用感も、普通のショーツと遜色なし。むしろ柔らかいオーガニックコットンなので締め付けもなく快適です。ナプキン1枚分の吸水量だと、量の多い日は不安だったので、生理初日と5日目(どちらも量は少なめの日)に着用しました。
午前中、トイレで確認すると、経血を吸収して、表面はさらっとしていました。ただ夕方以降は少し重たくなったかな?という感じも。ナプキンをしている時に気になるムレが全くなかったので、そこは良かったです。汗をかく夏場も気持ちよさそう!
メリットは…
そろそろ生理がきそうな時、まだ大丈夫かな~と思っていたら、ふいに始まって焦る!みたいなストレスが、これを穿くことで払拭されること。ナプキンを持ち歩かなくていいのも嬉しいです。終わりかけの時も同様。量は少ないのにダラダラ続く、という人にもおすすめです。
デメリットは…
やはり量の多い日、経血量の多い方には厳しそう。私はナプキンをしたときのムレやニオイが苦手なので、量の多い日はタンポンと併用したいかなと思います。また、手洗いで経血を落として洗濯機で洗うのは若干手間ではあります。お風呂上がりに洗おう!と思って忘れて朝から手洗いする日もありました(汗)。
経血の多い日(生理2〜3日目)におすすめ!
2.「ベア(Bé-A)」
吸収・抗菌・防臭加工済み、5層構造の生地で、約120ml(タンポン約12本分!)もの経血を吸収してくれるというベアの生理ショーツ。大きめのボクサーパンツ型で、おなか周りからおへそまですっぽり包まれます。最先端技術を活かした“ぬくもり設計”でお腹の冷えから守ってくれるのも特徴。
いわゆるボクサータイプのショーツよりはひとまわり大きい感じです。足の付け根までしっかり丈があって、量が多くても漏れる心配はなさそう……!
裏返すとこんな感じ。ちらっと見えている白い部分が吸水生地です。さらに手で持っているクロッチ部分がポケットになっているので、心配な方はここに布ナプキンを入れることもできるという構造に。
こちらは後ろ側。白い吸水生地は、お尻の上までしっかり包まれています。このように表の生地と完全にくっついていないので、お洗濯がしやすいのもポイントです。
着用感は…
経血量が多めの生理3日目に着用。布ナプキンも未経験なため、外出する日に着用する勇気はなく……在宅ワークの日に試しました。はき心地は良く、ごわごわする感じもありませんが、しっかり厚みがあるので、ぴったりしたパンツをはくのは厳しいです。けっこう出血しているな、と思いながら過ごすこと数時間、トイレで確認すると、表面はベタベタしているということもなく、吸水率の良さを実感できました。ただ、時間が経つと、トイレでショーツをはき直す時に、経血が肌に触れてひんやりする感じがあり、それはちょっと気になりました……!
メリットは…
まず、お腹もお尻もしっかり包まれていて暖かいので、生理痛も心なしか和らぐ気がします。(ただ、真夏はちょっと暑いのかな……という気も)。また、生地の抗菌機能のおかげで、気になるニオイが全くといっていいほどなかったです。トイレに行った時も、かなり快適でした。
デメリットは…
1番はお洗濯がちょっと大変なところ。経血をたっぷり吸水しているぶん、洗うと洗面所が血生臭くなり、流れる赤い水にも、まあまあびっくりしました……(布ナプキン派の方は抵抗がないかもしれませんね!)。血液が取れるまで何度か押し洗いが必要なので、時間も手間も少しかかります。
2種類使ってみた感想は……
エミリーウィークは、特に生理が始まりそうor終わりかけの“ナプキンしなくても良さそうだけど、心配だからとりあえず着けておく”みたいな日にこのショーツがあると、かなりストレスフリー!外出時に、あわててナプキンを買う必要もありません。また、布ナプキンに慣れている方、また冷えが気になる方は、ぜひベアを試して頂きたいです。あまり量の多くない日、夜これ1枚で過ごしてみましたが、とても快適でした。
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