不正出血があったものの生理周期が乱れて早く来ただけと楽観視していた40代の美容ライター。
クリニックで診てもらったのが10月初旬の出来事。子宮頸がんの検査をし、あとは様子見になりました。
クリニックに行った翌日に生理になり、「この出血はやっぱり、生理だったんだね〜」なんてホッとしたのもつかの間。今度は生理が終わらないという非常事態に見舞われることになったのです。
「「更年期」はどうやって始まる?突然の不正出血で知った美容ライターの体験記」>>
生理は普通に来ました。量も今までと変わらず、ただ、右脇腹に鈍い痛みがあり、「生理痛かな」と思う程度。
通常であれば1〜2日目の経血の量が多く、その後、徐々に量が少なくなるのですが、今回は日が経つごとに増えていくという非常事態。
しかも外出先での予測不能の事態に対応しきれず、ユニクロに着替えを買いに行く始末。それも1週間に2度も、です。ユニクロが近くにあってよかった、とこれほど実感したことはありませんでした……。
夜、寝ている間も生理のことが気になるし、不安な気持ちが日に日に増して寝られなくなりました。
生理が終わるどころかどんどんひどくなっているような気がしてアヴェニューウイメンズクリニックに連絡し、先生にすぐ診てもらうことに。生理が始まって7日目のことでした。
一向に終わる気配がない……初めて知った「過多月経」
経膣超音波で再度診てもらい、子宮内膜を測ってもらったら12ミリのまま。
「え?ナゼ?」
子宮内膜が剥がれてそれが血液とともに「月経」として体外に出るのに、剥がれるどころか内膜は12〜3ミリ……どういうことなのでしょうか?
「何かしらの異常が発生しているようですね。レバーのような血のかたまりがあるなら出血が多い証拠です」とクリニックの院長・福山千代子先生。
通常であれば内膜が剥がれて経血となるのですが、出血の量が多いとレバーのようなかたまりのまま排出されてしまうのです。そう、今の私はまさにそれ。
そこで初めて耳にした「過多月経」。
月経は女性の体のバロメーターと言われていますが、他人と比較したことがないため、これが正常なのか異常なのかもわかりませんよね。
ですが、普段の生活に支障をきたすような場合は過多月経が疑われます。今回の私のように、外出することが心配になるというのは過多月経だそうです。
実は過多月経で悩まれている女性は少なくなく、クリニックで診てもらったのをきっかけに思わぬ病気が見つかることもあるのだとか。
福山先生から過多月経の主な症状を教えていただいたので参考にしてみてください。
いつになったら生理が終わるのだろうと不安な日々。外出先で洋服を2度も汚した“経験”がトラウマになり、外出することが怖くなりました。
さらに困ったことが……鉄分不足で貧血の症状が出てきました。日に何度もフラッと気が遠くなる感覚は、やはり異常ですよね。経験したことのないことが続き、自分の体がどうなってしまったのか、心配でなりませんでした。
【写真】不正出血からの3週間続く生理……診断と治療法
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