「忘れっぽい」
「混乱するとフリーズする」
「パニックになりやすい」
……こんな悩みを抱えている人はいませんか? もしくは、発達障害のお子さんにこんな特徴があり、将来が心配、というお父さんお母さんもいるかもしれません。どれも仕事の現場で「つまづき」の原因になることばかり。発達障害があるリュウ太くんも、同じような特性で困っている一人でした。
そんな彼ですが16歳のとき、急にラーメン店で働くことになります。「家計が大変!」と急き立てる母親から強引にアルバイトを勧められたのでした。
「履歴書」という言葉すら知らない発達障害の子が、右も左もわからない現場に放り込まれる……もはやトラブルの予感しかしません。お客の出入りが激しく、メニュー数も多い。注文、洗い物、片付け、会計など、多くの業務が次々と押し寄せる「待ったなし!」の現場で、果たして彼は、無事に勤め上げることができるのか!?
母親かなしろにゃんこ。さんが本人に取材したコミック『発達障害で問題児でも働けるのは理由がある!』(監修・解説:石井京子、講談社)から、リュウ太くんの“バイト挑戦記”をお贈りします。
はじめてのバイトで「社会の目」を知ったよ
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