「肺ストレッチ」を毎日の新しい生活習慣に!


本書では、朝・夜それぞれ、約1分の肺ストレッチを紹介していますが、ここでは、体全体の筋肉を1回で刺激できる“表・裏”のストレッチと、夜の睡眠前に体を整える静的肺ストレッチをご紹介します。

肺が元気になる!“表・裏”のストレッチ

「肺炎で死にたくない」不安に負けない体づくり【朝夜1分・肺ストレッチ】_img1
 
「肺炎で死にたくない」不安に負けない体づくり【朝夜1分・肺ストレッチ】_img2
 

「今日は時間がない」「ちょっと面倒だな」という夜でも、この“表裏”のポーズだけは行ないましょう。全身の筋肉をしっかり使い、リンパの流れをよくするので、不調の予防や改善にもつながります。

筋肉をほぐしてリラックス! 夜の1分「静的肺ストレッチ」
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「肺ストレッチ」は、かしこまって行なうのではなく、毎日の生活の中で、自然に行なうのがオススメです。たとえば、夜の肺ストレッチも、リビングのソファなどを利用すると、無理なく習慣化しやすいでしょう。

 

年齢を重ねれば重ねるほど、毎日の意識の蓄積が、最終的には「とても大きな差」となって表れます。「ウイルスに負けたくない」「肺炎で死にたくない」「健康寿命を延ばしたい」と思ったら、まずは「肺ストレッチ」からスタートしましょう。

「もう年だから」という口癖は、今日で終わりにしましょう。「肺ストレッチ」を続けていけば、肺と筋肉は必ず応えてくれます。

たとえば2週間くらい続けてみると、体が変わってきたことを実感できるようになるでしょう。

もちろん、最初は少々つらいと思います。でも、ちょっとくらいキツイほうが、実は体にいいのです。

「夜、あまり眠れない」という中高年の方が多いものですが、「肺ストレッチ」などで毎日体を動かすようになると、適度の疲労で寝つきがよくなり、朝までぐっすり眠れるようになります。食欲もわき出て、肉類が食べたくなります。運動することで、睡眠も食事もよくなるのです。

薬に頼ることなく免疫力をしっかりと発揮できる体を「肺ストレッチ」でつくっていくこと―これが、細菌やウイルス、病気に負けない、本当の「新しい生活様式」なのです。