コロナショックの影響で緊急事態宣言が出るなど先の見えない日々が続いています。
不安や恐怖でストレスが溜まれば、免疫力は落ちるばかり。手洗い、咳エチケット、マスク着用などはもちろんですが、やはり、最後は自分の免疫力!日頃から免疫力を高めておくのも重要な予防策です。
外出自粛や在宅勤務で家にいる時間がたっぷりある今こそ、オススメのコロナ感染予防策があります。それは、お風呂に入るだけでストレス防御&免疫力アップが期待できる「HSP(ヒートショックプロテイン)入浴法」。HPS研究の第一人者、伊藤要子先生にそのメリットを教えてもらいました。
<そもそもHSP(ヒートショックプロテイン)とは?>
「HSP (Heat Shock Protein=ヒートショックプロテイン)とは日本語では熱ショックたんぱく質と呼びます。身体を構成している細胞は、普通に生活していても、加齢やストレスで傷ついてしまいます。それをせっせと直して元気にしてくれるたんぱく質がHSPです。体内にHSPが多いほど、ストレスに耐えられる強いパワーを持つことができます。さらにHSPには免疫増強作用もあります」と伊藤先生。
現在、世界中で猛威を振るっているコロナウイルス感染も、まさにストレスのひとつ。HSPを増やすことが、コロナに負けない体づくりにつながるのです。
<HSPの効果をわかりやすく教えてください>
「HSPと言われてもピンとこない方も多いかもしれません。少し前に、野菜の50度洗いがブームになりました。覚えていらっしゃいますか? たとえばレタスを50℃で洗うと鮮度を維持できます。
これは野菜を温めることでHSPが増えて、ストレスから身を守る力が増強されたから。これと同じ効果が人にも起きます。
最も効率的なHSP増加法は、普通より少し高い温度で体を温める『HSP入浴法』です。ウイルスが感染した細胞を攻撃するリンパ球であるNK細胞やキラーT細胞を活性化することがわかっています。ちなみに、運動(有酸素運動を30分/日を1~2週間)でもHSPは増えるんです」
実際、免疫力を高めるHSP入浴法はがん患者さんの治療にも併用されていると言います。
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