約3年という月日をかけて緩やかな断捨離を行い、お気に入りアイテムだけに囲まれたクローゼットを作り上げたファッションエディターの昼田祥子さん。今日は、そのミニマルな断捨離ワードローブで作る、平日&休日のコーディネートを披露していただきました。

「パンツ3本&ニット3枚は主に平日の仕事用に。使用するアイテムを絞って”制服化”することで、朝のコーディネートも時短になります。休日になると、パーカーやスカート、足元は(山形では必須の)スノーブーツを入れたりと、もう少しバリエーションが広がるイメージです」(昼田さん)

 


第1回「ニット3枚、靴は3足あればいい。ミニマムクローゼットの中身とは?」>>


平日コーデ
パンツ3本と靴3足で作るミニマムコーディネート

<パンツ>左:ユニクロ(サイズM) 中央・右:ともにロエフ <靴>左:アディダス×リーボックのスニーカー 中央:オデットエオディールのスエードパンプス 右:ザラのバレエシューズ



チェック柄のシャツが主役のベージュコーデ

シャツ/フィナモレ、パンツ/ロエフ、パンプス/オデットエオディール、ストール/アソースメレ、メガネ/モスコット

「普段は黒とネイビーが多くて、ベージュはあまり似合わないのですが、好きな色・着たい色のひとつです。この日はフィナモレのチェックのシャツを主役に、ワントーンでまとめました。さらに寒い時は、シャツの中に同系色のカットソーを重ねることもあります」
 

オールネイビーの潔いワントーンに

コート/エブール×ロンハーマン、ニット/スローン、パンツ/ロエフ、シューズ/ザラ、 サングラス/アイヴァン7285、ピアス/ヴィンテージ

「コートから靴まですべて、全身ネイビー。こういう潔いワントーンが本当に好きで、着ていて落ち着きます。全体がのっぺりして見えないよう、ベルトをしてウエストのラインを出すようにするのがポイントです」
 

大好きな白シャツをとことんシンプルに

シャツ/ハイク、パンツ/ユニクロ、スニーカー/アディダス×リーボック、メガネ/モスコット、イヤーカフ/ノウハウ

「ドレッシーなシャツを主役に、スニーカーでラフにまとめました。本当になんてことない恰好で、物足りない感じに見えがちですが、私としては大好きなアイテムばかりで最高にウキウキするスタイルなんです。おしゃれって自分が気持ちいい状態でいられることが大事なんだな、と最近思います」


第2回「300枚のシャツを15枚に。ファッションエディターが「捨てたもの」と「残したもの」とは?」>>


休日コーデ
定番アイテムをベースに遊び心のあるアイテムをプラス!


定番コーデに休日用スノーブーツをON!

ニット/ユニクロメンズ(サイズL)、シャツ/ハイク(コーデ1と同じ)、パンツ/ユニクロ、シューズ/ソレル、ピアス/マリア ブラック、サングラス/アイヴァン7285

「オフの日は、子供と遊ぶので汚れても良い黒のスウェットパンツを。山形に移住してからは、足元は防寒優先のスノーブーツが欠かせません。ただ、“どカジュアル”になるのは避けたいので、ニットの下に白シャツを一枚はさんで、ラフになり過ぎないようにしています」


ツヤ素材スカートで全身黒を軽やかに

パーカー/ファクトリエ(メンズのフリーサイズ)、スカート/カオス、スニーカー/アディダス×リーボック、サングラス/オリバーピープルズ、ピアス/ハイク

「私には珍しい女っぽいスカートスタイルなので、パーカーを合わせてカジュアルに、そして黒でまとめてハンサムにして、自分が落ち着く温度感に調整しています。カオスのスカートにツヤがあるので、黒のワントーンコーデでも軽く見える気がします」


昼田さんの私服コーディネート、いかがでしたでしょうか。平日と休日で、TPOに合わせつつも、ご自身が心地よくいられる服を選んでいるのが伝わりますよね。必要最小限のアイテムでもセンス良く着回すコツ、ぜひ参考にしてみてくださいね。


第3回「ファッションエディターが洋服を長持ちさせるために使っている「洗剤」と「ハンガー」は?」>>


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取材・構成・文/出原杏子

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