服は10着、下着は3枚...究極のミニマムライフの実態とは？

何も文句は言いません

ーーご主人は、協力的ですか？

家に関しては、すべて私にゆだねられているので、何か勝手に捨てられたとしても、夫は何も文句は言いません。汚したらすぐに拭くとか、お手洗いも使ったらさっと掃除したり、洗面所も濡らしたら拭いて、散らかさないように努力はしてくれています。
DMのハガキとかを出しっぱなしだと「いけない、いけない」と言って捨てています。それだけでも随分助かっています。自主的にやってくれるようになりました。夫は片付けが下手で、整理が苦手なので、私が担ってすべて整理しています。「清潔な暮らしができているのは君のおかげです。ありがとう！」って感謝してくれています。　　
 

余白を楽しむ

ーーミニマムライフの良い点は？

掃除がしやすくて、必要なものがすぐ見つかる、家にあるもの（食品も含めて）が把握できている点ですね。インテリアや、クローゼットも余白があり、風通しがいいので運気的にもいいのかなと思います。少ないものをまんべんなく使ってあげるということも、愛着というか、ものを大切にしてあげるっていうことなのかなという気がしているので、それは良い点だなと思います。すっきりしていることは気持ちがいいし、どこ行った？というものを探すストレスはないです。余白を楽しむ、ゆとりを感じています。

ーー何かミニマムライフで困った点はありますか？

困った点は正直ないですね。TPOに合わせることを手放したかな。専業主婦なので、仕事着からも離れているし、昔はちょっといいレストランに行くときの服とか靴もありましたが、今はカジュアルなレストランに行くし、自分の持ってる服の範囲で楽しもうと思ってます。

あ、しいて言えば、どんなに体調が悪くつらくても、毎日洗濯はしなくちゃいけないという点くらいですかね……(笑)。

ーー万が一、停電になって、断水になったら、どうするんですか？

その時は防災セットの中に紙パンツがあるので、それを使います！

心地よく暮らせればいい

ーーミニマムライフを継続する秘訣はありますか？

出したものをすぐしまう、元あった場所に戻すですね。ミニマムな感じにはなっていますけど、私的にはこれがすごくみんなにお勧めしたいとかいうわけではなくて、ものがたくさんあることが悪いことでもないと思うし、絶対捨てなくちゃいけないということもないと思います。「断捨離」という言葉もちょっとしっくりこないというか、みんなが心地よく暮らせればいいのではないでしょうか。

もし片付けたいけど、捨てられないなという人にアドバイスするならば、いったんそのものをよけておいて、それでも困らなければ、捨ててもいいのかなと思います。

捨ててから「あー残しておけばよかった」と後悔したものはほぼないですね。性格もあると思いますけど……。

夫には手厳しいですけど、人に勧めたことはないです。

いづみさんの家は、私の想像以上に、ものが少なくてびっくりしました。厳選された少ないお気に入りを使い切り、循環させることも、ものを大切にすることなんだと教えていただきました。

ミニマムライフを実践し、快適に暮らしながらも他人に強要することなく、ものがたくさんあることも悪いことではなく「人それぞれが心地よく暮らせばいい」とおっしゃるいづみさんをますます大好きになりました。

ミニマムライフの実態と秘訣を聞く目的でインタビューしましたが、いづみさんご夫婦のお互いに信頼し合っている素敵な関係が垣間見れ、とても温かく幸せ気持ちになりました！

ご主人さまがもらってきたパンフレットをいづみさんが捨てること、ご主人さまはきっと気づいていらっしゃるのではないでしょうか……？気づかないフリをされているのかも？ご主人さまのやさしさですね！！

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