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髪の専門ドクターに聞く「薄毛の目安と予防ケア」

 

美容業界はここ数年、ヘアにまつわるニュースや新製品ラッシュ。そんな中、昨年は薄毛を心配し、専門のクリニックを受診している人が増えているのだとか。
「薄毛に関する相談は以前からありましたが、コロナ禍で件数はグッと上がりましたね」と話すのはDクリニック東京の小山太郎先生。
「細く・少なくなった髪」を「太く・ボリュームのある髪」にすることは可能なのでしょうか? 
薄毛治療の最前線を教えていただきました。

小山太郎先生
11年にわたり男性・女性の薄毛治療に携わり、診療の傍ら大学病院研究室と共同で毛髪の研究にも取り組んでいる。常に最新の知見に基づいた診療を心掛けている。

前回記事
薄毛で悩んでいる人がやってはいけないNGヘアスタイルとは?>>

 


どうして髪は薄くなる? 男女で薄毛の特徴はある?


「年齢を重ねると肌同様に髪にもエイジングサインが現れます。髪のエイジング悩みで年々増加しているのが『薄毛』なのですが、実は男女で特徴や原因が異なることをご存知ですか? 
男性の薄毛は生え際と頭頂部で進行するのに対し、女性の薄毛は分け目を中心に広範囲に進行することが多いです。
男性は男性ホルモンの働きで薄毛が進行することがわかっていて、薄毛の進行の個人差については生まれつき遺伝や体質で決まっていることがわかっています。

それに対し、女性の薄毛の要因は解明されていないところが多いのです。
結婚・出産・親の介護など生活環境による影響を無視できない一方で、薄毛につながる要因は多岐にわたります。睡眠・喫煙・ストレス・食事など生活習慣全般に気を配り、あわせて頭皮ケアをしっかり行うことが大切になってきます」(小山先生)。