男同士と認識されるがゆえの“悪ふざけ”も、トランス女性にとっては容赦ないセクハラに変わること。些細な違和感を察知したバイト仲間からの、無遠慮な質問や差別を受け流すことの大変さ。男女共同トイレが少なく、外出時には男性用トイレで用を足さなければいけない現実……。
わふこさんの話を聞くにつれ、つしまさんは、トランスジェンダーの人たちの生きづらさは外部からはとてもわかりづらいことを痛感します。

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今まで女性であることに蓋をし、たくさん傷ついてきたわふこさんですが、つしまさんという最大の理解者を得たことで、思い切った決断をすることに。それは、自身が働く障害福祉関係の職場の社長に、自分がトランスジェンダーだと打ち明けることでした。

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心配とは裏腹に、ごく自然に女性として接してくれるようになった社長。そこから職場での理解の輪も広がり、同業他社が集まる懇親会にも、勇気を出して女性の服装で参加することができたわふこさん。

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会場では怪訝な表情を受かべる人もいたものの、帰宅したわふこさんは、本当の自分で社会と関われることの嬉しさを、つしまさんに話すのでした。