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蛯原友里の現在。可愛いの枠を超えた、魅力を掘り起こすメイクとは?

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ヘルシーでアライブな印象は、
「素」が透ける肌で作る。


晴れやかな生き方、伸びやかな表情を際立たせるには、何より、肌の個性を消し過ぎない、その人が美しく透けるファンデーションが何よりのポイント。チークで自然な日焼け感を演出し、リップはフレッシュに弾けるオレンジをチョイスして、ヘルシーでアライブな印象に。

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メイクのポイント
POINT1 素肌が透けるファンデーション


スキンケアを丁寧に施して手に入る、滑らかで吸い付くような心地いい肌を再現。「このファンデーションで残る肌感が、絶妙。そのよさを生かすために、下地はあえて省いて、本当に気になる部分だけ、コンシーラーで調整。濡らした大きめスポンジでプッシュしながらなじませて、ファンデーションを肌を一体化させるのがコツ」(水野さん)

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90%がスキンケア成分、97%が自然由来成分からなる処方は、とろけるようになじんで、内側からほのかな光を放つような肌に。プリズム・リーブル・スキンケアリング・グロウ 全12色 各30mL ¥7150/パルファム ジバンシイ
 


POINT2 日焼けしたようなチーク


クリームタイプのチークで肌を染めるように自然に。「オレンジの中でも、極力赤みを感じさせない黄色がかった色をセレクト。いわゆるチークを入れる位置ではなく、あえて日焼け感が出るように範囲を広げ、鼻の上にもまたぐように入れます。ファンデーション同様、スポンジの角の部分を使って、プッシュしながらなじませると、自然に仕上がります」(水野さん)

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ピンクのメタリックパールを潜ませたヌーディなオレンジベージュで、まるで、自分の肌の延長線上にあるような、生き生きとした日焼け感と血色感を演出。OSAJI ニュアンス フェイスカラー 04 ¥2750/日東電化工業


POINT3 フレッシュなオレンジリップ


「オレンジメイクは、色選びが重要。パールやラメを含まないもの、黄味を湛えた霞がかったオレンジが肌になじみやすいと思います。素肌感を生かすぶん、唇には色味を感じさせたたほうがバランスが整うので、直塗りをしてから、ティッシュオフを。リップラインはあえて指でぼかして、ラフに仕上げます」(水野さん)

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©CHANEL
ヘルシーさの奥にセンシュアルさを秘めた発色と潤いに満ち満ちた輝きを両立。唇をふっくらと形作りながら、つけている間中心地よさを保つ。テラコッタトーンのオレンジが透ける肌を際立たせる。ルージュ ココ ブルーム 134 ¥4730/シャネル ※4/9発売

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蛯原友里

1979年10月3日宮崎県生まれ。ファッション誌『Cancam』『AneCan』『Domani』(すべて小学館・『AneCan』は現在休刊) の専属カバーモデルを経て、現在は『Marisol』のカバーモデル、『LEE』(共に集英社)『&ROSY』(宝島社)など多数の雑誌に出演する、日本を代表するモデル。蛯原友里オフィシャルサイト https://yuriebihara.com/

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水野未和子

メイクアップアーティスト。オレゴンに留学後、イギリスに渡り、London College of Fashionでメイクアップを学ぶ。卒業後、フリーランスのメイクアップアーティストとしてロンドンでキャリアをスタートし、帰国後は多くの雑誌、広告、CMなどを手がける。人によって違う、その人だけの魅力をディファイン(明確に)するメイクに定評があり、数々の女優やモデルが厚い信頼を寄せる。【Instagram】@mizuno.miwako

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<書籍紹介>
『ディファインメイクで自分の顔を好きになる
“私だけの魅力”が絶対見つかる自己肯定メソッド

著 水野未和子
定価 1400円(税別)
Kindle版も配信中!
講談社
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数々のファッション誌や広告で女優やモデルのメイクを手がけているメイクアップアーティスト、水野未和子さん。水野さんのメイクの特徴は、人によって違う、その人だけの魅力をディファイン(明確に)すること。何かを隠すのではなく、誰かのようになるのではなく、「自分になる」メイクです。この本では、あらゆる年代、あらゆる属性の誰もが自分の魅力を底上げできる「ディファインメイク」の考え方と、そのメソッドを詳しく紹介します。


メイク/水野未和子(3rd)
撮影/目黒智子
モデル/蛯原友里
ヘア/Kazuki Fujiwara(Perle Management)
スタイリング/三好 彩
取材・文/松本千登世
構成/中田絢子
この記事は2021年4月8日に配信したものです。
mi-molletで人気があったため再掲載しております。

第2回「芯の強さと色気を併せ持つ、蛯原友里のもうひとつの顔」>>
第3回「【蛯原友里】『家族』という帰る場所があるから、全てを脱ぎ捨てて先へ進める」>>

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