『花束みたいな恋をした』主役の恋を盛り上げた脇役とは?_img0
同棲しているふたりに拾われた黒猫は、家族の一員に。『花束みたいな恋をした』TOHOシネマズ日比谷ほか、全国公開中
©『花束みたいな恋をした』製作委員会

トップを走り続けていた『鬼滅の刃』を、ついに動員、興収ともに抜いたことで話題を呼んだ『花束みたいな恋をした』。ミモレ世代にとっては懐かしの『東京ラブストーリー』から、『最高の離婚』『カルテット』など、忘れがたい名ドラマを手がけてきた坂元裕二が脚本を手がけたラブストーリーです。

唯一無二の会話劇で多くのファンを持つ彼が描き出すのは、学生時代からはじまる男女の恋と別れ。趣味がぴったりと合う人と出会っておしゃべりするときの高揚感と、社会に出てから生活に追われ、生じてきてしまった埋められない溝。
いくつものサブカルチャーのアイコンをちりばめながら、若かったふたりがいつしか、自分たちは特別な人間ではないのだという現実を思い知らされる、痛みを伴う物語でもあります。

 

そんなカップル、麦と絹を演じる菅田将暉と有村架純のほかに、『鬼滅の刃』を抜いたもうひとりの立役者ともいえるのが、一匹の黒猫です。

ふたりで過ごした最初の一年の終わり、初詣に行った神社で小さな箱に入っていた黒猫と出会った麦と絹は、そのかわいさに抗えず、家に連れて帰ることに。
同棲しているふたりの家族になった黒猫は、バロンと名付けられ、多摩川沿いのマンションで一緒に暮らすことになるのです。
 

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【写真】麦と絹を演じる菅田将暉と有村架純の恋に優しく寄り添う猫
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©『花束みたいな恋をした』製作委員会

 
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