「色合わせは、絵の具で考えているかもしれません」


「使うのは3色以内」のルールを守り、大胆に色を組み合わせて遊ぶ着こなしを楽しむこともあれば、色味を少しずつ「ずらして」つくるワントーンコーディネートも好きだというアン ミカさん。色をずらすってどういうことでしょうか?

 

「たとえばこちらのコーディネート。グリーンのカラーを濃淡で合わせて着ています。差し色のアクセサリーと靴は黄色。グリーンって、青と黄色でできていますよね? なので、グリーンの元になっている黄色や青は、グリーンと相性がいいんです」

 

グリーンと黄色をそれぞれ別の色と捉えずに、「青+黄色=グリーン」で、同じ色系統のライン上にあると捉え、その矢印を少しずらして組み合わせると色合わせはうまくいく、と語るアン ミカさん。この発想は、まさにアン ミカさんが取り組んでいる「水彩画」から来ているものではないでしょうか!?

▲アン ミカさん作の水彩画。「プレバト!」(毎日放送)

「自分がパレットで色を混ぜているから!? たしかにそうかもしれません……! 私、ラベンダーカラーが好きなんですが、それは寒色と暖色を併せ持つ色だから。青と赤を混ぜたら紫になって、ラベンダーはそれを薄くした色。だからどんな色を持ってきても間の色になってくれて合うんです。ピンクや水色はもちろん、茶やグレーにも合うし、グリーンにも合う。色合わせは確かに絵の具で考えてますね(笑)。気づかなかったです!」

 

「色は濃淡だけではなく、さらに寒色系と暖色系に分かれますよね。パーソナルカラー診断をすると、同じピンクでも春夏秋冬で4つの季節の色があることがわかります。ピンクを思い描いて、絵の具で少し黄味を足したら秋っぽいサーモンピンクになるな、薄くしたら春カラーだな、青みを足したら夏カラーになるし、もっと濃くしたら冬カラーだな……とか、本当に頭の中のパレットで色を混ぜて考えていますね」

 

アン ミカさんの豊かな色彩感覚の秘密がわかったような気がしました。みなさんも、色の組み合わせに迷ったらぜひ頭の中のパレットで絵の具を混ぜてみてくださいね。

見ている人を楽しませ、自分も輝くアン ミカさんのスタイル。ほかにもたくさんのキーワードをお話していただいたので、また次回をお楽しみに。

普段なかなかメディアでは見られない、アン ミカさんのプライベートファッション。アン ミカさんのインスタグラムでは、着用ブランドや使用しているカラーなども解説しているのでぜひチェックしてみてください。

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取材・文/宮島麻衣

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