大人の片思いの特徴3:心の中で恋を楽しむ
大人の女性だからこそ、無理にリアルな恋愛を追い求めるよりも、“心の中の架空の恋”を楽しむこともあります。
例えば、結婚していても、人を好きになることはあるでしょう。世の中には素敵な人がたくさんいるので、パートナー以外の人に心を奪われてしまうこともあります。でも、関係を進めると自分の家族を裏切ったり、相手の家族を悲しませたりしてしまうので、そういうときは、「心の中で恋愛を楽しむ」のです。
そのように空想であっても“恋愛気分”が味わえると、ドキドキ、ワクワク、キュンキュンするので、毎日の生活に張りが出ますしね。
それだけでなく、たとえ双方が独身であっても、大人になれば、「付き合わないほうがうまくいく関係がある」ことも分かってきます。たとえば、「一緒にいる分には楽しいけど、結婚はしないほうがいい相手」とか、「魅力的ではあるけど、付き合うとうまくいかないのが分かる相手」とか。
そういう相手に対しては、たとえ恋心があっても伝えないで、“友達”という関係を維持したほうがいいこともあります。逆に関係を深めてしまうと、二度と会えなくなるくらいの仲違いをしてしまうこともありますしね。だから、こういう関係もある意味、「片思い」と言えるのかもしれません。
さらに、歳を重ね、色々な恋愛をするほど、「恋愛は楽しいものではあるけど、いいことばかりではない」ことも分かってきます。相手によっては、振り回されたり、傷つけられたり、思い通りにいかなくて辛い思いをすることもありますしね。
さらに、大切なパートナーができると、「相手に嫌われたくない」と思うようになるため、相手に合わせ、“他人軸”になってしまうところも。それが、“自分軸”でいることの大切さを分かっている大人であればあるほど、億劫に感じてしまうこともあるのです。
だからこそ、大人になると、「自分らしくいられない恋愛をするのは、面倒だ」と思ってしまう人は少なくないし、精神的な自立をしていたら、無理にパートナーを作ろうとは思わなくなるところもあるでしょう。
つまり、大人の女性は、単に「好きなら、関係を深めたほうがいい」「恋愛、結婚はしたほうがいい」なんて一般論には振り回されず、自分にとっての“ちょうど良さ”のために、敢えて手に入れない(=片思いのままでいる)こともあるのです。
ただ、そんな風に“恋に消極的な人”でも、本当に好きな人ができ、「彼との未来は幸せになれそうだ」と思えたときは、関係を深めるもの。
だから、適任の相手がいないときは、無理に恋人探しをしようとしないで、“心の中の恋人”と恋愛を楽しむのは、悪いことではないでしょう。たとえ、そのまま独身だったとしても、現代は、恋愛、結婚さえすれば幸せというわけではないですしね。
ここまで「大人の片思い」について紹介しました。結局、歳を重ね、色々な経験をし、人生の酸いも甘いも噛分けるようになったからこそ、むしろ「片思い」を楽しめるようになるところはあるのかもしれません。
それは、「好きな相手を“自分のもの”にすることにこだわらない」「深めないほうがいい関係があることを分かっている」「必ずしも、リアルな恋愛がいいものとは限らないことを理解している」からこそ、片思いであることに、自分でも納得できることがあるのです。
もしかしたら、「片思いに喜びを見出せる人ほど、“精神的に大人”である」と言えるところがあるのかもしれませんね。
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