大人の失恋の乗り越え方2:別れた相手を許す


裏切りやモラハラ、DVなど、パートナーのひどい行為によって別れた場合は、なかなか相手を許すことはできないもの。もちろん大きな損害を受けた場合は、法的手段を使ったほうがいいこともありますが、そこまでではない場合は、一番の解決方法は“別離”であり、それが実現したのだから、「問題は解決した」と思ったほうがいいでしょう。

 

別れてからそれなりに月日が経っても、幸せになっていなくて、相手のことを恨んでいる場合は、残念ながら、「自分が今、不幸である原因を、相手のせいにしたいだけ」のことも少なくありません。
付き合っていたのは“過去の出来事”であり、今は関わっていないにも関わらず幸せでないのだとしたら、それは、今の自分に「幸せになる力がない」ということなのです。

逆に、“幸せになる力がある人”であれば、そんな残念な相手と別れられたのだから、その後は、もっと幸せになっているはず。そういう人は、「あのときに、あんな別れを経験したからこそ、今の幸せな自分がいるんだ」と、むしろその失恋に感謝できるようになっていることも少なくないのです。

どんなに残念な原因で別れたのだとしても、“不幸でしかない恋愛”だったら、はじめからしないですよね?つまり、それなりに楽しい思い出もあるはず。
だから、「相手の悪いところ」ばかりを見るのではなく、楽しい思いもさせてもらったことに対しては、感謝できるようになったとき、恨みの気持ちも少しは薄れるでしょうし、精神的に「彼から卒業」できるものです。

さらに、恋愛において、「相手だけが100%悪い」なんてことはないので、自分が成長すると、「あの残念な出来事は、自分も未熟だったし、相手も未熟だっただけのこと。これがきっかけで成長できたのだから、水に流そう」と思えるようになってくるもの。
そうやって相手を許すことができると、相手への執着も薄れ、心がもっと楽になれるものでしょう。「相手を許すこと」で、自分の心が救われることもあるのですよね。

実は、失恋をした時に「振り返ったほうがいい2つのこと」があります。多くの失恋は、その2つができていなかったことが原因であることが多いからです。次のページに続きます。