2021年5月から7月の主な星の動き


こんにちは、占星術師のサツキメイです。
さて今回も、これから3ヶ月間の星の動きをお伝えしていきます。
まずは4月の下旬に火星が蟹座入りし、その影響で5月は、いつになく感情が
溢れかえりやすくなりそうです。
ケンカには注意が必要‥ですが、ただ悪いことばかりではありません。
これまで溜め込んでいた、体と心の負担が、わかりやすく出てくる時期でもあるからです。
そのため、知らないうちにしていた我慢や無理が、こんなにあったんだ、と気づく場合も。

更に、5月中旬には一度木星が魚座入りし、
後半からは、土星の逆行と、追って水星の逆行が始まります。
これは、大事な振り返りと見直しの時期が来る、ということ。
それを済ませて、清々しく7月にリスタートを切る、というのが大きなポイントになります。

なので、この3ヶ月間は、「真っ直ぐに進もう」とするのではなく、
「軌道修正」や「方向転換」できる「余地」を
残しておく、というのが大切なテーマになるでしょう。
また、これまでとは思い切って「意識や考え方をバッサリと切り替える」ということも、
重要になってきます。

「外からの評価」を、わたしは「横と縦」と、呼んでいます。
横、は周囲や他者。人と足並みを揃え、平均に合わせるだとか。
縦、は世の中や社会。決まりに従い、立場、肩書きに相応しくあろうとするだとか。
私たちは長らく、この「両方」を両立し、上手くいかせようと頑張ってきたのだと思います。
周りと上手くやりつつ、はみ出さないようにしつつ、
更に、きちんとルールを守り、「ちゃんとした人であろう」と努めつつ。
けれど中には「本当はそうしたくないけれど、そうであるのが正しいこと、いいことであると
言われてきたから」という方もいることでしょう。

ただ、いくら頑張っても苦しい時期を経て、「そこに従うのが正しいの？幸せなの？」
「自分にとって、本当に大事にしたい、優先すべきことは何？」
と、ふと立ち止まる方達も多いのではないでしょうか。
そして実際に、長く続く混乱の中、
「上や他者は、こっちの生活や人生を考えてくれるわけではない」と、痛感して、
すでに「自分で調べ、自分で考え、自分で決める」と決意し、動き始める人達も
増えつつあります。

だから、あなたもそろそろ無理や我慢を重ねてまで、
「外からの評価を気にし、古いシステムに従って生きる」というのは、
もうやめてしまっていいんだと思います。
それよりも、大事にすべきは、人や世間からの評価よりも、
「今のあなた自身」の健康、生活、人生、つまり「あなたなりの幸せ」です。


また、それと同時に私たちは、知らないうちに、気づかないうちに、少しづつ変わっています。
「昔好きだったことが楽しめなくなった、やりがいが感じられなくなった」
「昔できたことがしんどくなってきた、重荷になってきた」
環境や年齢により、誰にでも起こることですが、それでガッカリしてしまうことも
あるでしょう。

ただ、それは「今の自分に合う」新しいスタイルを探すべきタイミングでもあります。
「前はできたから」と思い、変えないままでは、辛くなってしまうので、
この3ヶ月間は、「今の自分」と、「今の自分に合った生き方」を探していきましょう。

行き詰まった時に必要なのは、モノだけではなく、考え方の断捨離と入れ替えです。

不調を感じたら、立ち止まり、振り返り、頭と気持ちの整理をしてみる。
次に、これまでの無理や我慢をやめて、思い切った方向転換を考えてみる。
どうか、そんな「貴重な意識をリニューアルする時期」として、お過ごしください。

 

構成／藤本容子
 




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