問題です。今年は何の年でしょうか。
答えは⋯⋯中森明菜、デビュー40周年の年です!!
よく聖子派だった?明菜派だった?キョンキョン派だった?という話題になりますが、そんなのはマスコミが作り出した対立構造で、私は三人ともすごくすごく好きでした。
特に明菜さんはその圧倒的な歌唱力に加え、衣装やヘアメイクのセンス、バレエ仕込みの美しいダンスなどに、当時とても憧れていたんです。
2017年のディナーショーを最後に無期限の休養に入ってしまい、もうずっと公の場に登場していないのですが、先週12日に40周年スペシャルサイトがオープンしまして⋯⋯ 思い焦がれた青春時代を思い出し、気持ちがずっとザワザワしております。
こちらのサイト、ワーナー時代にリリースされたシングル、アルバムに加え、サブスク再生回数順ランキングやライブ動画などがまとめられているんですよね。
なかでも必見なのが1989年によみうりランドで行われた伝説の野外ライブです!1時間半のライブがなんとフルバージョンで見られます。このライブ、実はレーザーディスク(懐かしい!)を持っていて、何度も何度も擦り切れるほど(もちろんLDは擦り切れません)見ていたんです。見ていましたが無料公開は嬉しい!
振り返っても、こんなに中森明菜の素の魅力が堪能できるライブビデオは他にないんじゃないかなと思います。
「中森明菜イースト・ライヴ インデックス23」1989年4月29日〜30日によみうりランドで行われた伝説のライブを、YouTubeで視聴できます。デビュー八周年記念ライブです。気が付かなかったのですが、昨年から無料視聴できてたみたいですね。ワーナーさんに感謝!
土曜日の夜にじっくり見直しましたよ♡
ライブ前のスウェット姿、間奏中に観客(関係者のお子さん?)に向かって「寒い?」と何度も尋ねる優しい表情。
特に、強風にドレスが煽られてしゃがみ込んだときの「見たな〜!でも穿いてるもん、赤いのだけど(笑)」は、可愛すぎて何度見てもたまりません(笑)。
驚くべきは、今見ても古さを感じない衣装やメイク。
ライブ冒頭はよみうりランドのジェットコースターの映像とともに疾走感あふれる「TATOO」でスタートするのですが、まず黒のレザーのビスチェに赤いレザーのスカートとグローブ、極細の黒いパンツで登場。
その後赤いスカートを脱いで、黒のやや肩の大きいショートジャケットを羽織って「DESIRE」を熱唱、次にロングのガウンドレスを羽織り直して「Fin」を大胆にひらひらと踊り歌い、というふうに衣装が曲に合わせてスライドして変化していくんです。それを見ているだけで本当に楽しい!
ヘアも然り。最初は細かくブロックしてねじり上げた髪をまとめていたのが、途中ハーフアップになり、最後はふわっとしたボリュームのあるダウンスタイルになり、ドレスを着てフィナーレへ。曲と衣装、ヘアの進行がため息が出るほど緻密で素晴らしいと感じました。
ライブ動画には、自分でファンデーションを塗り、アイラインも引く場面も収録されていたのですが、まさかメイクは自前??
お客さんと心通わせながら幸せそうに一曲一曲を歌い上げつつ、前の曲まで笑顔を見せていたのに、曲が変わるとみるみるうちに瞳が揺れて、口元が震え、涙が溢れたりして。くるくる変化する表情にも釘付けになってしまいます。
もう何度も見ているはずなのに、気がついたら涙が⋯⋯。私の中で中森明菜は美空ひばりカテゴリー。その歌唱力と表情豊かさに、心がぐらぐら揺さぶられてしまうんですね。
明菜ファンだった方も、そうじゃなかった方も、このライブはぜひ見て頂きたいです 。
現在55歳の明菜さん。お元気でいらっしゃいますようにと願わずにはいられません。還暦あたりで復帰されてお茶目な笑顔をまた見られる日が来ないかな⋯⋯ そんな日が来たらきっとまた泣きます(笑)。
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