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皇后・雅子さまと英国・キャサリン妃の着こなしの違いとは?「格式あるネイビーのロイヤルファッション」

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ダイアナ元妃はシルエットの美しさを追求

1995年8月、対日戦勝記念日行事にお子様たちとご出席。写真/Rota/Camera Press/AFLO

英国でも、白×ネイビーのバイカラースタイルは、ロイヤルファッションの定番です。 
こちらは、対日戦勝記念碑の行事にお子様たちと一緒に出席された、34歳のダイアナ元妃。
白のノーカラーのロングジャケットに、膝上丈のタイトスカートのスーツは、シルエットを描くかのごとくネイビーのトリミングが。
デザインとしてのみならず、スタイルを美しく見せる効果もあります。

お帽子やクラッチなど、小物は全てネイビーで引き締め、さらにパンプスはネイビーに白のバイカラーと、全身で計算され尽くした、白×ネイビーのバイカラー・スタイルです。

 


キャサリン妃は若々しさと女性らしさが

2014年6月10日 、ロンドンの国立海洋博物館にてヨット競技のイベントにご出席。写真/AP/アフロ
ワンピース/イエーガー サファイア&ダイアモンドのピアス/ダイアナ元妃から受け継いだもの クラッチ/ラッセル&ブロムリー 靴/アレキサンダー・マックイーン 時計/カルティエ

白の半袖ワンピースには、襟やアーム、ウエストにネイビーが配されていることで、プレーンドレスの程よいアクセントとなるだけでなく、クールな印象も与えています。

女性らしく華やかに見せながら、同時にスタイルアップ効果も狙うのがキャサリン妃のお得意であり、メリハリカラーコーデの特徴ですね。
 

ZARAのジャケットにマリンパンツのキャサリン妃

2017年6月 写真:代表撮影/ロイター/アフロ
ジャケット/ザラ セーラーパンツ/J クルー

キャサリン妃の大好きブランド、ZARA。
中でもジャケットはご愛用アイテムで、こちらの白のジャケットもそのうちの一着です。

キャサリン妃の定番・黒のスキニーを合わせることもあれば、このときのように季節感のあるネイビーのセーラーパンツやクロップドパンツを合わせて、スポーツ関連の公務に臨まれることも。
ボーダーに加え、マリンパンツもキャサリン妃が大好きな、ご愛用のアイテムです。

最近ではワードローブにワイドパンツも加わり、ますますジャケット×パンツのコーディネートにバリエーションが増えています。
 

文/にしぐち瑞穂
構成/片岡千晶(編集部)

第1回「皇后・雅子さま、キャサリン妃の装いに個性とお国柄が「ロイヤルの象徴・ブルーの着こなし」」>>
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第3回「【日英ロイヤルファッション】皇后雅子さま、キャサリン妃「華麗なホワイトとゴールドの装い」」>>
第4回「日英ロイヤルファション「雅子さま、キャサリン妃の色選びにみるお国柄」とは?」>>
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