4夏の「全身黒コーデ」が暑苦しく見えない着こなしのコツとは？

NAOKO’S COMMENT

色の幅というのは、濃淡ではなく、素材の質感で決まります。光沢があるのか、ざらっとしているのか、それともしっとりしているのか……。ご質問者がおっしゃるように、全身黒でも素材の表情を変えることで軽やかに見せることができます。今日のコーディネートなら、マットなニットに光沢感のあるシルク混タフタ素材のパンツ。加えて、より軽やかで涼しげに見せるなら、ぐっと見た目の温度を下げてくれるグレーカラーのパールネックレスをプラス。シルバーネックレスでも同じ効果があります。バッグはアバカ素材でカジュアル感と抜け感を。足元はサンダルにして肌を出し、涼しさを感じさせました。

ちなみにシルバーのネックレスで温度を下げる、とお話ししましたが、温度を上げたい、女度をアップさせるならゴールドを。たとえば重量感のあるざっくりとしたカシミアニットなら、ニット自体の温度が高いと感じるので、冬であってもシルバーの小物を合わせます。夏の白Tシャツがさっぱりして見えるならゴールドのジュエリーで女度をあげる。もし”平熱”がいいならシルバーとゴールドをミックスで。ジュエリー合わせは、自分が着こなしでどんな風に見せたいかで合わせるものが決まるんです。

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まずトップスは、タイトなボトムとバランスが取りやすいコクーンタイプ（繭型）がおすすめです。上半身にボリュームが出て、下半身がすっきり見えますし、裾をアウトして着るときにもバランスが取りやすいんです。足元は重量感のあるシューズで、そこから伸びる足を細く見せましょう。髪は少しウエットにしてシャープに見せるとすっきり見えて、コーディネートにも今の気分にもフィットします。

コクーンタイプのトップスはアウトしたときもきれいに決まりますが、インして着るときにもちょうどいいので、とっても使い勝手がいい！　今回着ているハイクのカットソーは、ノースリーブですが、ぷよっとする二の腕の後ろをさりげなく隠してくれるデザインも秀逸です。