皇后になられてから、聡明さと語学力、ご自身のキャリアを発揮され、海外からの賓客も細やかなお心遣いでもてなされるなど、存在感と輝きを増してきた雅子さま。
ファッションを拝見するのも私たちにとって楽しみのひとつです。白やゴールドなど、皇后というお立場にふさわしい色から優しいパステルカラーまで、ご公務の内容に合わせた選択。伝統的な着物からエレガントなドレス、マニッシュなジャケット&パンツスタイルまで幅広い着こなし。ご成婚前のキャリア時代から変わらない雅子さまスタイルが貫かれています。
コロナ禍でご公務の形も変わる中、雅子さまは華美なアイテムを控えて今までのお召し物を着回されるなど、堅実なファッションで国民に寄り添っていらっしゃいます。そこには知性とエレガンスがバランスよく表れた、世界に通用する現代の新しい皇后像が反映されているのです。
グレーのジャケットに白のハイネックニットをコーディネートされ、2020年7月の熊本豪雨の被災地をオンラインで見舞われた雅子さま。襟と袖口にステッチのラインが施されたジャケットは、10月9日にも紹介した、東日本大震災のお見舞いの際にもお召しになったもの。ノーアクセサリーで被災地の方を気遣われた装いです。
また、天皇陛下も同じ、グレーのジャケットに黒のハイネックニットで、ご夫妻で仲睦まじいリンクコーディネートとなっています。2021年1月27日、東京都港区・赤坂御所「檜の間」にて。写真/宮内庁提供
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熊本県の5ヶ所をオンラインでつなぎ、3時間ほど被災地の現状を動画でご覧になり、被災者の声に耳を傾けられました。被災地の行幸啓は初めてです。 写真/宮内庁提供
キャプションは過去の資料をあたり、敬称・名称・地名・施設名・大会名・催し物名など、その当時のものを使用しています。
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