恋する気持ちをもう一度––––––、西野カナさんの“サブスク全曲解禁”という嬉しいニュースが入ってきました。

©︎Sony Music Labels Inc.

筆者は、西野カナさんデビューの翌年に中学に入学し、活動休止とともに大学を卒業しているので、まさに「西野カナさんの楽曲とともに青春を歩んだ」世代なんですよね。「もっと…」(2009年)や、「if」(2010年)は、“着うた®”(懐かしい……)に使っていたし、お小遣いを貯めてシングルやアルバムを買っては、せっせとWALKMANに曲を入れていました。なので、「簡単にスマホで全曲聴くことができちゃうなんて!」と感動しています。

 


「恋愛ソングの女王」の真骨頂は友情ソングにあり?

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「会いたくて 会いたくて」(2010年)や、「Darling」(2014年)「トリセツ」(2015年)など恋愛ソングのイメージが強い彼女ですが、ほかの歌姫と少し異なる点は、“友情ソング”にヒットが多いところにあると思います。

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2014年放送の『アナザースカイ』で、ヒット曲「Best Friend」(2010年)は、大学時代からの親友に宛てて書いた曲だということを明かしていました。「一生華の時間!」と言い合っている2人の友情は、とても美しく見えたのを覚えています。

「♪ありがとう 君がいてくれて 本当よかったよ」という印象的なサビの歌詞や、「♪どんな時も祈っているよ 世界で一番に幸せになってほしい」という真っ直ぐな想いが込められたフレーズ。温かい友情に感動するとともに、こんなにも誰かを優しく想うことができる西野カナさんの、素敵な人間性が伝わってきました。

また、その2年後にリリースし、「私たち」も友情ソングです。「♪恋をしたらいつでもすぐに 彼氏ばっかりになっちゃう君 だけどどうせケンカする度に ここに戻ってくるでしょ」という親友だからこそ言える冗談の数々。「Best Friend」よりもちょっぴり絆が深くなった関係性が見て取れます。

なかでも印象的なのは、2番のサビに登場する「♪いつか恋に終わりがあっても 私たち永遠でしょ」というフレーズ。筆者自身も、親友との間で合言葉のようになっているフレーズで、恋に悩んだり失恋をした時は必ずといってこの言葉を掛け合ってます。

恋をするなかで支えになってくれたのはもちろん、親友との絆を深めてくれたのも、西野カナさんの楽曲でした。

 
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