雑誌や広告等、女優やモデルからの指名でひっぱりだこの人気ヘアメイクアップアーティスト・笹本恭平氏の初の書籍『コンサバメイク革命』が6月10日発売に。今回は笹本氏直伝、「厚塗りせずに確実にクマを消すコツ」をご紹介します。
気になるところだけを触る、そこ以外は触らない
クマを消すときに、目のキワからクマにかけて、逆三角形にしっかりコンシーラーを塗ってしまっていませんか? しかし、その方法だと、クマをキレイに隠すどころか、逆に目を小さく見せてしまっているとご存知でしたか? クマだけではなく、下まぶたのキワまでべったりコンシーラーでカバーしてしまうと、目が縮こまった印象になってしまうわ、立体感のないペタッとした顔つきになってしまうわ、あれこれ大変な事態に陥ってしまいます。
「とにかく気になるところだけを触る、そこ以外は触らないのが大事なんですよね、ヘアメイクって。極論、やっちゃいけないことって何ひとつないんです。その反面、やんなくていいことは絶対やんない方がいいと、僕は思うんですよね。そのひとつが、肌のトラブルをやみくもに隠そうとすること。
たとえば、頰にシミがひとつあるとする。雑誌の仕事で読者の皆さんのメイクを見せていただいたとき、そのシミをカバーしようとして、そこをとりまく広範囲にコンシーラーやファンデーションを重ねる人が結構多かった。あと、毛穴が気になるからって小鼻にパウダリーファンデーションをがっつり重ねていたりとか。その現実を目の当たりにしたとき、トラブルや悩みをカバーしたい気持ちはわかるけど、そのせいでベースメイクが分厚くなって、印象が老けてしまうのはすごーくもったいないなって思ったんです。
なぜって、肌は薄く、ツヤっぽく作り込んだ方が圧倒的に表情がフレッシュに映るから。パッと見の印象がキレイに見えれば、あとはクマとか、ニキビとか、トラブルが気になる部分をピンポイントでカバーしてあげるだけでOKなんです」
では、目を小さく見せずに、洒落感を残したままクマをカバーする方法とは?
「すっぴんで鏡の前に立って、自分の目の下のクマとよーく向き合ってみてください。クマの中でも一番濃く出ているところが必ずあるはずなんです。大抵、下まぶたのちょっと凹んでいるあたりが該当するはずなんですけど、そこだけコンシーラーでカバーしてあげればクマなんてなかったみたいになれるんですよね。それから、下まぶたのキワは少しくらいくすみがあっても問題ないパーツ。自然な影になって目元を立体的に見せてくれるから、万が一くすんでいる気がしてもキワはそっとしておく方がベターです」
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