警察官の制服の装備が重くて……
撮影は体力勝負
警察官の制服を身につけると、気が引き締まったという永野さん。拳銃や手錠、警棒などの装備も予想以上に重かったといいます。
「制服を着ると無意識のうちに姿勢がよくなって、しゃきっとします。でも、装備は本当に重くて……。本番までは軽いものを身に付けているのですが、それでも重いから警察官は本当に大変だと思います。まさに体力勝負。ドラマでは、川合が全力で走るシーンなどもあるので、撮影の合間を縫ってでもジムに行くようにしています」
クランクイン直後に撮影したのは、川合と藤のペアが交通違反の取り締まりをするシーン。川合が違反者に反則切符を渡すと、「うるせぇ、税金泥棒」「ブスが」などと暴言を吐かれます。
「いろんな人を取り締まるのですが、その度に暴言を吐かれると、役だと分かっていてもすごく不快なんです。『だって、違反したのはあなたですよね?』って。カットがかかった途端に『ひどい……』って言ってしまいました。改めて警察官はすごい職業だと思います」
塾帰りに警察官に助けられたことがあります
一方で、永野さんは中学時代のある出来事が心に残っています。塾が終わって家に帰ろうすると、塾の前に不審者が立っていたことがありました。恐怖を感じた永野さんが塾の先生に相談したところ、警察に連絡してくれ、すぐに警察官が駆けつけてくれたのです。
「警察官が『今日は危ないから、パトカーに乗って帰りなさい』って言って、パトカーで家まで送り届けてくれました。警察の人に守られるってこんなに安心するんだ! って思いました」
その数年後、ドラマの中で警察官になった永野さんは、演じることを通して、改めて警察官のすごさを実感しています。
「交番勤務の撮影をしていて、警察官は街のことをすごくよく見ていることに気づきました。普段自分が生活していて気にしないことにも目を向けていて、変化を敏感に感じ取っています。また、事件性がない通報にも丁寧に対応しています。『UFOのようなものが見えた』って通報があっても空を見て確認し、問題なしって報告書を書いて……。仕事量が無限大で、本当にすごいなと」
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