「ミカちゃんも何かしてくれない?」と言われた、新婚旅行での失敗


はまなすさん、ご相談くださりありがとうございます。せっかく2人でデートや旅行を楽しもうとしているのに、旦那様はいつも“我関せず”。はまなすさんのイライラが募ってしまうのも頷けます。2人のために何かしようという意欲も萎んでしまいますよね。

 

私からご提案したい、夫婦イベントをイライラせずに楽しむコツは、「分かち合うこと」。これに尽きるのではないかなと思います。分かち合うとは何か、そして具体的なアイデアについてお伝えできればと思いますが、実はご相談を拝見しながら思い出した私自身の失敗談がありますので、少しだけお話させてくださいね。

新婚旅行で海外に行った時のエピソードです。私の旦那様はアメリカ人なので、当然ながら英語が堪能。私としてはごく自然な発想で、英語サイトでの予約は「彼にやっていただく方が間違いない」と思って、全部お任せしていたんです。そんな彼の入念な準備のおかげで、安心して新婚旅行に出発したのですが、旅先っていろんなアクシデントがつきものですよね。2人で景色に感動したり、カメラ好きの彼が熱心に写真を撮ったりしているうちに、行く予定だった場所や、レストランの予約時間に間に合わないという事態が発生。

その時旦那様が、「僕はこっちに連絡するから、ミカちゃんはここに電話してくれない?」と提案してくれました。それなのに私は、「英語が完璧じゃないし、話がこじれるかもしれないから……」と言い訳をし、結局旦那様に丸投げ。あちこちに電話して調整を終えてもらうと、旦那様の様子が明らかに不機嫌でした。その時、ハッキリとこう言われたんです。

「ミカちゃんが幸せそうにしてくれるのは本当に嬉しいんだ。だけど、準備だけじゃなく旅行先でも全部任せっぱなしにされると、僕自身が思いっきり楽しめないよ。ミカちゃんも何かしてくれないかな?」

旦那様の言う通りですよね。2人で楽しみに来ているはずなのに、どちらか片方に雑務が偏ってしまっては、イライラが募って当たり前。はまなすさんとは逆の立場での経験ですが、この新婚旅行での失敗は、私たち夫婦が役割分担を見直すきっかけになりました。