子供の頃から料理が大好きなアクセサリー作家・山本亜由美が、日々アトリエにこもって、知らない味や大好きな味の再現にトライする「食いしん坊レシピ」がスタート! 
あるときは1人で。スタッフや友人がいるときは2人で。
簡単で美味しくて、素材の組み合わせも楽しくて。
足したり引いたりが簡単なご飯をご紹介しようと思います。

 

最近、オリンピックで毎日が楽しいです。
我が家にはテレビがないので仕事をしながらパソコンで見ているのですが、解説のないライブ放送を流し見しています。
サーフィンなら波の音しかしないので、気づいたら競技が終わっていたり、見ているはずなのに見逃しが多く、追いかけて見直したり、なんだか忙しい。
あと選手の一生懸命な姿を見ていると、ただ、それだけで泣けてきたり。
日本の選手を応援しているけれど、他国の選手も頑張って欲しい。
ああ、スポーツってすばらしい! と日々感動。

さてさて、暑いし、オリンピックだし、今日もまた簡単なご飯にするかって時に、ほうっておけば出来てしまう蒸しものはおすすめです。
以前、牛肉のせ糖質0麺をやりましたが、今回は豚肉と玉ねぎ。
基本の味付けは醤油と梅干しです。

 


簡単で美味しい! アトリエごはんレシピ集はこちら>>

糖質0麺の豚玉蒸しのせ

 


材料(1人分)

・糖質0麺(細麺) 1袋
・豚バラ肉薄切り 100g
・玉ねぎ 1/2個
・ニンニク ひとかけ
・醤油 大さじ1強
・大粒の梅干し 1個
・ごま油 少々

*味変するなら薬味いろいろ、レモン、柚子胡椒、追い醤油、ポン酢など
*蒸す時にお酒を少し入れても

作り方

1 麺を常温にする為に麺を軽く水洗いしザルにあげておく。

 


2 蒸し器に入る小さなボウルの中で、ざく切りした豚バラ肉と強く潰して荒く砕いたニンニクと醤油をしっかり揉み込む。

 


3 2のボウルにくし型に切った玉ねぎを入れ、玉ねぎがトロッとなるまで中火で蒸す(写真は玉ねぎ半分の1/2カットです)。

4 麺はザルの上から押すように水気を切り、潰した梅干しとごま油を絡める。蒸しあがった具を汁ごと乗せて出来上がり(肉は固まっているので少しほぐす)。

 
 

実はこれ、具と一緒に梅干しを蒸しても美味しいので、迷いました。
後入れの梅干しとごま油と醤油だけでも美味しい麺になるので今回はこの方法でご紹介しました。
最近は梅干しも蜂蜜入りや味付きのものなどいろいろありますが、甘いのも意外と合うかもしれませんね。塩気が足りなければあとから足せばいいだけですし。
さて今回写真では玉ねぎ半分の1/2サイズに切ってしまったので蒸し時間は30分以上かかってしまった上食べづらかったので、作り方では「くし型に」と変更させていただきました。もっと小さく切ることをお勧めします(笑)。

そして、トッピングに蒸し卵が付いています。具を蒸すついでに作ったので飾ったのですが、実はそこまでは合わなかったかも……。
別皿におかずとして写真にとればよかったと反省しています。

とはいえ、「蒸し卵」はゆで卵とは違ってムチっとするというか温泉卵のような味わいになるので好きなのです。

 

微妙な時間の配分は難しいのでいつも固ゆで卵になってしまいますが、10分も蒸せば大丈夫です。殻もするっと剥けるのがまた面白いです。
何かを蒸すついでに蒸し器の中に放り込んでおけば出来上がり。

1時間蒸したって失敗にならないのが蒸し物の良いところ。気楽に作ってみてくださいね。

撮影・文/山本亜由美 構成/藤本容子

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