子供の頃から料理が大好きなアクセサリー作家・山本亜由美が、日々アトリエにこもって、知らない味や大好きな味の再現にトライする「食いしん坊レシピ」がスタート! 
あるときは1人で。スタッフや友人がいるときは2人で。
簡単で美味しくて、素材の組み合わせも楽しくて。
足したり引いたりが簡単なご飯をご紹介しようと思います。

 

とつぜんですが、茹でダコを買った時、足の先っぽってどうしていますか?
なぜだか私は先っぽ5mm分くらいを切ってしまいます。理由はわからないのですが、使う気がしないのです。なぜかしら?

茹でダコは下処理も済んでいるし生ゴミもでないし、美味しい上にとっても使いやすい食材なので我が家の食卓にはよく出てきます。
アボカドと塩昆布であえたり、炊き込みご飯にしたり、唐揚げにしたり。

今回のレシピは私が子供の頃から実家で食べていたサラダです。
切って混ぜるだけ、5分でできる料理ですので、ささっと作ってみてください。

 


簡単で美味しい! アトリエごはんレシピ集はこちら>>

タコと香味野菜のサラダ

 


材料(作りやすい量)
*今回の材料はすべて適量でOKです。

・茹でダコ 
・アサツキ 
・三つ葉
・水菜
・セロリ(茎の部分)
・ミョウガ
・紫蘇

・ぽん酢
・ごま油
*お好みでさらにレモンやかぼすなどを絞っても美味しいです

作り方

1 タコや野菜の水気をしっかり拭き取る。

 

2 アサツキ、水菜、三つ葉は5センチほどに切る。

3 筋を取ったセロリは5センチ幅に切り、縦に薄くスライスする。

4 紫蘇は細く千切り、ミョウガは縦半分に切り、斜めに薄くスライスする。

5 タコは食べやすいサイズにぶつ切りにする。

 

6 全ての材料を混ぜ合わせ食べる直前にポン酢、熱したごま油を回しかけて出来上がり。

 
 

材料を切って冷蔵庫に入れておけばすぐ出せるので、来客時などによく作るサラダです。
コツは水っぽいお野菜、きゅうりなどを使わないことと、切った野菜の形を揃えることでしょうか。

全部のお野菜を使わなくてもいいし、白髪ネギやセリなどを足してもいいし、あるものを使って作ってください。

ただ、カンカンに熱したごま油を回しかけることは必須です。シャキシャキとハリのあるお野菜がしんなりとして味も染みてきますので、その変化も美味しいのです。

熱したごま油をかける料理って作っていてワクワクしますよね。
そういえばこの連載の最初の頃、蒸したお豆腐の上にごま油をじゅわっとかけるレシピがありました。このレシピは今でも感想をいただくことの多い、人気レシピとなりました。

料理もエンターテイメントだと思うのです。
家庭でも一人でも大人数でも、ちょっとした高揚感は美味しさの成分。
たんなる熱したごま油だけど「じゅわっ」の音と香りは最高です。
ちなみにこちらがお気に入りのごま油とポン酢です。

 

次の日、さらに味が染み染みのこのサラダをそうめんやパスタの上に乗せるのも美味しいので残り物もお楽しみに。

撮影・文/山本亜由美 構成/藤本容子

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