ブログを書いてみたものの「うまく伝えられない……」ということはありませんか? 私はよくあります!
今回の〔ミモレ編集室〕ライティング講座では、バタやん先生がメンバーのブログを題材に、文章推敲のコツを教えてくださいました。編集室メンバーのマイがレポートします。

「自分の文章を捨てられるのは自分だけ」

推敲のポイントは、「自分の文章を”イチ読者として読んでみる”目線を持つこと」だとバタやん先生。一度書いてみて、はじめて気づくことも多いですよね。

『わたしの話の”サビ”はこれだった』と気づいたら、それをメインにして、話が逸れているところをバッサリ削る。自分の文章を捨てられるのは自分だけ。読まれやすくなるし、『言いたいことが言えた』っていう心地よさも上がると思うんです」

“サビ”とは、話のキモの部分ですね。せっかく書いたものを削るのは勇気がいりますが、伝わる文章にするには大事なのですね。

ちなみに、ブログでも公開日記に近いような個人発信の場合、「無理にテクニックを駆使しなくても、つづる楽しさを優先するのもアリだと思います」と、書き手の気持ちに寄り添ってくださるバタやん先生。


公開添削スタート!バッサリ削って、半分の長さにするには


いよいよ実際のブログを見ながら、公開添削が始まります。
「添削希望のあったブログ約40本を読み返しました」とバタやん先生(涙)。

 

取りあげられたのは、skansen スカンセンさんによる〔ミモレ編集室〕コミュニティマネージャーでライターとしても活躍する代麻理子さんへのインタビューブログです。

元は5000文字近くの、読み応えのあるインタビュー。「書いたご本人から『長くなってしまい、”バッサリ”を体験したい』と要望があったので、ほんとにバッサリいきますよ!?」とバタやん先生から念押しが。ドキドキ (笑)。

ブログの骨子は、次の4つ。

 

さらにこの中で、ライターに”なる前”の話と”なった後”の話に分けられるそう。バタやん先生がブログを読んで、書き手の熱量を感じたのは、ライターに”なる前”の話とのこと。

それから”サビ”を確認します。

バタやん先生が”サビ”だと思ったのは、「”私の考え方の根本に、今日死んでも悔いのないようにっていうのがある”」という部分だそう。

「これ、すごく強い言葉ですよね。ライターに”なる前”の話のなかで、この考え方がよく表れているエピソードを残して、あまり関係ない部分は削っていく。すると、ざっと半分にすることができます」”サビ”を軸に話を絞ることで、本当にバッサリ削れるんですね。

バタやん先生から、代さんの”隠された闘志”に切り込んだ貴重なインタビュー、とのお言葉が。「この意外な一面に思いきりフォーカスすると、もっと心揺さぶられるブログになると思います」とのアドバイスも。

このほか、インタビューならではの添削ポイントも教わりました。

 
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