SNSやブログなどのネット発信において、クリックしてもらえるかどうかは「写真」が非常に重要です。タイムラインでスルーされない写真を選べば、記事を読んでもらえる確率がグッと上がります。今回は、写真の重要性と目にとまりやすい写真選びのポイントをお伝えします。

「スルーされる写真」と「目にとまる写真」。説明のいらない写真を撮ろう【WEB文章術】_img0
 


クリックされるかどうかは文章力より写真力


SNSやニュースアプリのタイムラインに日々大量に流れてくる情報。ザーッとスクロールして、タップするかしないかの判断はわずか数秒とも1秒に満たないとも言われています。みなさんも写真をパッとみて手をとめ、タイトルやテキスト読んで、詳細を開くか開かないかを決めているのではないでしょうか。

「スルーされる写真」と「目にとまる写真」。説明のいらない写真を撮ろう【WEB文章術】_img1
SNSやサイト一覧に出てくる小さな画像を「サムネイル」と呼びます。このサムネイルで面白そうか、誰の話なのか、自分の興味・好み・センスにあっているかなどを瞬時に判断。インスタやFacebookならテキストを読まずに「いいね」ボタンを押すことも……?

最新のTwitterのタイムライン仕様変更では、縦型サムネイルに対応してより画像が大きく見せられるようになりました。一部のiOS(iPhone)ユーザー向けに、横幅いっぱいに写真が表示されるテストを行っていたりと、写真を大きく見せるインスタ型にTwitterも舵を切っていることが窺えます。

SNS上で戦うには、写真がますます重要になっていきそうです。

”文章術”とタイトルにうたっているのに、なかなか文章書き始めないこの連載なんですけれども(汗)。発信力において、文章の力が問われるのは、記事を読まれた後のこと。まずは記事を開いて読んでもらわなくてならない。あるいはファンになってアカウントをフォローしてもらわないことには目にとめてもらう機会さえつくれません。

発信力がある=フォロワーがいる×反響がある


と定義するならば、文章力そのものよりも、テーマ選びや写真選びのほうがずっと重要だと実感しています。特に、ファッション、ビューティ、ライフスタイル、料理などのジャンルで発信したいなら、文章を磨くより、写真のテクニックを学ぶほうがファンを増やす即効性があります。写真で「美味しそう」「おしゃれ」「気持ちよさそう」などが伝われば、文章で長々と説明しなくて良いからです。

というわけで、今回から3回に渡って、写真選びのポイントとスマホで写真を撮るコツを解説していきたいと思います。まずは、スルーされる写真と目にとまる写真の違いを見ていきましょう!

 
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