ぽっちゃりのメリットもある！


世の中的には「スリム＝美しい」という価値観があっても、現実的には、「ぽっちゃりした女性のほうが好き」だという人は意外といます。
「ぽっちゃりならではの魅力」には、どんなものがあるでしょうか。
例えば、
・丸みのある女性らしい体つき
・グラマーに見える（バストとお尻が大きい）
・抱きしめると、細い人以上に柔らかな感触がある
・人に包容力や安心感を抱かせる
・自然で健康的に見える
・アラフォー以上はシワが目立ちにくく、若々しく見える
など。

 

もちろん個人差はあるので、ぽっちゃりであれば、誰にでも当てはまるとは限りません。ただ、これを見ても、太っていることが、必ずしも悪いことではない、といえるものです。
特に、歳を重ねると痩せにくくなってくる人は少なくありません。それで無茶なダイエットをしてしまう人はいますが、急激に痩せてしまうと、皮膚がたるんで老けてみえてしまうこともあります。だから、痩せればいいわけではなくなってくるのです。

ただし、なかには、魅力的に見えないぽっちゃりさんもいます。そういう人は、「自分に諦めてしまっていること」が少なくありません。
どんな体形であろうが、身だしなみは大切です。でも、太ってくると、着られる洋服が限られてきたり、「見た目よりも、楽さ」を選ぶようになってしまったりすることがあり、場合によっては、おしゃれに無頓着になってしまうこともあるでしょう。
また、「スリム＝美しい」という価値観の影響を受け、太っている自己を肯定できなくなり、「私なんて……」という自己卑下の思いを抱くようになってしまうと、輝きを失った人になってしまうことがあります。
そういう人は、もっと「女性らしい丸みのある体は、魅力なんだ！」と自信をもって、自分を大切にしていったほうがいいのです。

実は、太っている、痩せているだけに限らず、私たちは、他にも「美女の正解」を植え付けられていることもあります。それについては、次のページで紹介します。

「『美の多様性』を単なる理想論にしないために大切なこと」について