〜思春期(小学校高学年~高校生ごろ)〜
Q:子どもでも産婦人科に連れていっていいの?

A:もちろんOKです! 思春期は、自分の心や体がどんどん変わっていくことへの不安や苛立ちを抱える時期でもあります。何かあったときに医療機関を受診すると、状況が改善されたり、不安が解消されたりするメリットもあります。

児童期・思春期の子どもにどう伝える? 親子で話しておきたい「生理」のQ&A_img3
 

女の子は、思春期になると皮脂の分泌が増えて汗もかきやすくなることから、デリケートゾーンのムレやかゆみを感じやすくなります。このほか、下着の生地によるアレルギーやおりものシートの長時間の使用もムレやかゆみの原因に。おりものに関しては、正常な状態を伝えておくと異常に気づきやすくなりますよ。

 

このほか、生理に関することや精神的な不調、感染症の不安、妊娠、避妊などの悩みに関しても、かかりつけの小児科医のほか、思春期外来、産婦人科に行くことができます。

病院に行くことは、自分の体のことを自分で医師に説明できるようになる練習にもなり、大事なことです。そのため、保護者同伴で行ったとしても、診察室でのやりとりは子どもに任せてみてはどうでしょうか。

保護者に聞かれたくない話もあると思うので、診察室まで行くか、待合室で待つかなど、子どもの意見を尊重するのがいいですね。自分で説明し、医師からアドバイスを受けることで、自分の体と向き合ういい機会にもなります。医師との信頼関係ができれば、何かあったときに病院を受診する心理的なハードルも下がりそうです。