ミモレでこんまりこと近藤麻理恵さんの連載がスタートしました。『人生がときめく片づけの魔法』の刊行から11年。こんまり®メソッドは世界中の人の心を掴み、40カ国で翻訳出版され、今はなんと累計1300万部になっているそう。2019年から始まったNetflixの冠番組も大人気で、8月末からは新シリーズもスタートしました。まさに世界のこんまり! そんなこんまりさんがなぜミモレに? とお想いになった読者の方もいらっしゃるかもしれません。

はい、実はまだお伝えできないのですが、あるスペシャルプロジェクトがありまして、そこへ向かう布石として連載をさせていただくことになったのです。

「ときめかないものを手放す片づけで人生が変わる」というこんまりメソッドは11年前にかなりのセンセーションを巻き起こしたわけですが、ときめくものだけに囲まれた生活は、自分が本当に大切にしているものに気づき、穏やかに自分を受け入れ、愛することを知るということでもありました。

そして大事なのは、それによって周りにも優しく愛を注げるようになること。自分を受け入れ、愛することで、周囲との葛藤や対立を乗り越え、受け入れ、愛を注げるようになり、また周りからの愛を受け取る。きっと近藤麻理恵さんが片づけの先に思い描いているのはそんな「優しい世界」なんじゃないかと。それはミモレが大切にしてきたものととても近いように思います。

コロナ禍で同調圧力が高まり、攻撃的で狭量な発言がネット上に溢れ、なかなか乗り越えられない価値観の対立を感じて、うんざりしたり疲れたりするなかで「優しさ」は私の中でキーワードになっていました。自分の大切なものを我慢して、他人に全てを受け渡してしまうのではなく、譲れない自分を尊重するからこそ、全く異質な相手も、そこにあるざわつきや不安などの感情を乗り越えて尊重できるようになる「優しさ」です。柔な優しさじゃないですね。かなりたくましい優しさです。

著者の皆さん、ブロガーの皆さん、そして読者の皆さんも。ミモレには多様な価値観を許容する大きな優しさのようなものがあると信じています。ミモレは優しい世界でありたい。こんまりさんが見据える未来に思いを馳せながら、そんなことを考えています。

 

 


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