40代からパリ生活を始めた無類の食いしん坊・井筒麻三子が、「のんびりゴロゴロしてても、美味しいものが食べたい〜」と考え出したレシピから始まった、お料理連載。ゆる〜っと簡単なのに、小洒落た美味しいものが作れるから、お料理が苦手な方、「今日の献立を考えるのが面倒」という時にこそ、ぜひ作って欲しいお料理が揃っています。

 
 


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パリに来る前の私の中のカリフラワーのイメージと言えば「あんまり味がなくて、存在感の薄い野菜」。ある日マレ地区にある有名なピタパンサンド店Miznonに行った際、ファラフェルを頼んだところ「カリフラワーは頼まないの? うちのイチ押しなのに?」と言われ。ピタパンのお店なのに?? と思いつつ、そうまで言うなら……となんとなく頼んで出てきたのが、カリフラワーの丸ごとローストです。食べてみたら、甘みがあってホックホクで、衝撃の美味しさ! それ以降、そのお店に行くたびに頼んでいたのですが、一昨年イスラエル旅行に行った際あちこちのレストランで同じメニューを見かけ、「あ、これはあのお店というより、イスラエルの名物なのだな」と理解しました。

あの美味しさを我が家でも〜と思ってトライしたものの、はっきり言って丸ごとだと焼くのにものすごい時間がかかります。そんな時間も光熱費ももったいないっ! と細かくカットしてみたら、気軽に作れるレシピになりました(ホッ)。ローストするだけでも美味しいのですが、味をつけても楽しいです。スモークパプリカやパルメザンチーズ、粒マスタード……などなど色々試して、私的に良かったのがこちらのカレー風味。普段、カレーは大好きなクセにカレー風味の食べ物にあまり興味を示さないオットが「お、これウマイ」と言っていたので、男性ウケも悪くない様子です。調味料として加える塩はカリフラワーの大きさでも変わってくるので、心配な方は最初小さじ1/2くらいから様子を見るのがいいかもしれません。今回は写真のためにお皿に盛り付けましたが、冷めると美味しさが半減するので、天板にのせたまま、熱々出来立てをどうぞ〜!とサーブするのがおすすめです。

カレー風味カリフラワー ロースト


 材料(4人分)

・カリフラワー 小さめ1株
・オリーブオイル 大さじ3
・塩 小さじ1弱
・すりおろしにんにく(チューブ) 小さじ1/2
・カレー粉 小さじ1/4

 作り方  

1 カリフラワーは小房に分ける。

 

2 ボウルにオリーブオイル、塩、すりおろしにんにく、カレー粉を入れてよく混ぜ合わせる。

3 2に1を加えて、カリフラワー全体に調味料が馴染むよう、よく混ぜ合わせる。

 

4 オーブンシートを引いた天板に3を並べ、220度に余熱したオーブンに入れて30分焼く。



「◯◯のレシピが知りたい」と言ったリクエスト、どしどしお待ちしております♪ 「作ったよ!」と言う方も、ぜひぜひお教えくださいね〜。


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