願いを声に出す、神社に参拝する、掃除をする、etc。世の中は多種多様な「自己実現法」であふれかえっていますが、皆さんは何か試してみたものはありますか?

世の中そんなに甘くない。血のにじむような努力なくして自己実現はあり得ない……このように根性論で考えて夢をあきらめかけている人も多いと思いますが、そういう人にこそ手に取っていただきたいのが『神メモ 紙1枚で人生がうまくいくメモの技術』というハウツー本です。本書では「神メモ」という紙1枚に夢や目標を書き出す自己実現法を紹介しているのですが、著者で「神メモ」の発案者でもある原邦雄さんは実現に至るまでのメカニズムや継続するコツなどにも言及していて説得力は抜群。メモに使う紙は余ったコピー用紙やチラシの裏でもOKなので、すぐにでも始められるでしょう。

今回は気になるその一部をご紹介します!

 


やりたいことをするために意識すべき3つのポイント


あなたの仕事はなぜ、やってもやっても終わらないのでしょうか? どうして、本当にやりたいことに手をつけられないのでしょうか? 理由は簡単。今日という1日をどんな1日にしたいのか? 全体像が描けていないからです。全体像が見えなければ、何を優先すべきかわかりません。すると目の前のことや周りの人に振り回され、本当にやるべきことはできないまま。時間を無駄にしてしまうのです。

 

やりたいことを実現するためには、「ゴール・現在地・道のり」を意識することが大切です。

・自分が向かいたいのはどこか?(=ゴール)
・いま自分はどういう立ち位置にいるのか?(=現在地)
・どう進めばゴールにたどり着くのか?(=道のり)

実は普段の行動なら、無意識のうちにこの3つを意識しているはず。たとえばいま、「美味しいステーキが食べたい」と考えているとしましょう。これが「ゴール」です。でも、思いつく店がない。これが「現在地」です。いろいろ調べて、行きたいお店が決まりました。次にすることは、食事の時間を決め、店に予約の電話をして、行き方を調べること。これらが、ゴールにたどり着くための「道のり」です。

自分の思い通りにならないと感じているなら、この3つのうちのどれかが足りていません。何が足りないかを知るためにも、メモをうまく使いましょう。メモを書くことで、3つの要素が整理されます。

1枚に凝縮しておけば全体を見渡すことができ、漏れがありません。つまり紙1枚のメモが、あなたを目的地に導く地図のような役割を果たしてくれるのです。