PMSは治療できるから我慢する必要はありません


また、PMSは、婦人科では低用量ピルや漢方薬などで治療ができますし、運動もPMSの改善に効果があることがわかっています。
ですから〝生理が来たらどうにか治まるから我慢しよう〟というのはもう古い考え。よいと言われていることを積極的に取り入れることが人生を楽に生きていく秘訣で、自らいばらの道を進むことはないのです。

PMS=「ホルモンバランスの乱れ」ではありません 【産婦人科医・高尾美穂】_img0
 

それとともに、PMSはパートナーなど周りの人にわかってもらうことも大切です。調子が悪い時期を伝えておけば、相手にも理解してもらえて、トラブルも減ります。
ちゃんと対策をして、生理前の時期をもっと楽にしましょう。

 
取材・文/和田美穂
写真・イラスト/Shutterstock


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