ピルの副作用も知っておこう
実際の副作用としては、飲み始めの2〜3ヵ月に血栓症のリスクが高くなるという点で、年齢的に血栓症のリスクが高くなる40歳を超えたら飲み始めることをお勧めできなくなりますが、30代までで、肥満の人、高血圧の人、喫煙者など血栓症のリスクが高い人以外なら飲んでも問題ありません。
30代のうちに飲み始めておけば、閉経まで飲み続けることもでき、生理や生理前のイマイチさからずっと解放されるうえ、更年期症状も起きにくくなります。
このようにメリットとデメリットが十分にわかっているのですから、毎月、生理や生理前がつらくて困っているなら、痛み止めと同じくらいに、低用量ピルをファーストチョイスにしていただきたいと思うんです。
今は昔と違って、女性が男性と同じように社会に出て働く時代。
でも生理に振り回されるのは女性だけです。
だからこそ、低用量ピルを賢く活用して生理をコントロールすることも選択肢に!
写真・イラスト/Shutterstock
前回記事「PMS=「ホルモンバランスの乱れ」ではありません 【産婦人科医・高尾美穂】」>>
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