人のせいにせず、自分のせいにすること
その点、カミラ夫人は自分が加害者であることを、おそらく今も自覚していて、だからどんなバッシングにも反論しないのです。「ザ・クラウン」にも明らかなように英王室の歴史は不倫と裏切りの歴史。本当に罪深いと思っているのかどうか………でも何一つ言い訳しないのは、英国貴族のせめてもの誇り? そこがなんともあざとくて素晴らしい。
最近も「ヘンリー王子夫妻がいなくなって寂しいですか?」という意地悪な質問に、不自然な間をあけてから「もちろん」と答えて、その含みのある対応がネットで高評価を受けたばかり。立場的には姑、ダイアナ元妃に自らをダブらせる厚顔な嫁に対して腹立たしさを覚えないわけは無いのに、賢者は黙して語らず。反比例するようにカミラ夫人を持ち上げる記事が増えていて、この勝負、やはりカミラ夫人の勝ち、なのでしょう。
もちろん、ただ黙っていることが良いわけはないし、カミラ夫人の沈黙には百戦錬磨の匂いが漂うものの、この人のこなれた知性が最後に勝ってしまうのは、英国的な物の道理と言うほかないのです。
逆に何が何でも自分を被害者と言い張るメーガン妃は、まるで英国自体が彼女を虐げたような言い方になって、いつの間にか一国を敵に回していました。人のせいにするほどに敵は増えるのです。むしろ多くの問題を“自分のせい”にすることが、自らを救うことに1日も早く気づくべきなのに。
実際、人のせいにするほうが気分が良いと思いがちですが、実は逆。思い切って自分のせいにした方が清々しいし、たちまち精神が浄化されるほど、メリットは大きいのです。
いずれにせよ、全てを人のせいと考える思考回路になると、何も反省できない精神性ができあがり、これは人間にとって最も不幸なこと。自分を追い込んでいくのは、自分に非はないと言う考え方、それに尽きるのです。2人の対比でそれが明快に見えてきた、とは言えないでしょうか。
少なくとも、誰のせいにもしない生き方は、人間の尊厳に値するもの。ひょっとしたら人間のメンタリティーで、1番尊いかもしれないこと。つまり自分のせいにできる人だけが、人生を正しく前に進めていけるのです。
だからせいぜい、自分のせいに致しましょう。
相手に非がある場合も自分にいけないところはなかったか? と問うべきなのです。他でもない、自らの幸せのために!
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写真/嶋田礼奈
構成/藤本容子
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