部屋を片づけることで、新しい人生のスタートを切るきっかけになる──。そんな片づけ術を教えてくれる“こんまり”こと近藤麻理恵さんの、片づけのコツを伝授してくれるWEBマガジン「片づけの学校」。日々の暮らしに欠かせない「片づけ」ですが、意外と“きちんと学んだことがある”という方は少ないのではないでしょうか。正しい片づけ法やマインドを学べるこちらの「片づけの学校」から、人生を上向きにする片づけ法をピックアップする本連載。今回は、気づいたら何年も放置したまま……ということもある“小物類の片づけ方法”についてご紹介します。

 


「なんとなく」持っていた小物類は手放してみる


これまで「ときめくモノを残していきましょう」とお伝えしてきましたが、今回取り上げる小物類は、もしかしたらときめきとはかけ離れたモノばかりかもしれません。試しに家の中を探してみると、化粧品のサンプルや何年も使っていないアクセサリー、結婚式の引き出物としていただいたお皿など、ありとあらゆる小物類が出てくるはずです。それらは果たして、手に取ったときにときめくモノでしょうか。

 

それならまだしも、いつ処方されたかも覚えていない薬や昔購入したキーホルダー、洋服の予備ボタンなど、「なんとなくとっておいて、なんとなく収納して、なんとなく溜まってしまっているモノ」が家のかしこに溢れているはずです。そこで今こそ「なんとなく」から卒業してみましょう。

 


小物類は1ヵ所に集めて仕分けを


一見すると、片づけするのが厄介そうな小物類。これまで片づけてきた衣類や本類、書類に比べて分類しづらいように思えるかもしれませんが、それでも最初は他のモノたちと同様に1ヵ所に集めて、そこからカテゴリーごとに分けていきます。小物類は一般的に以下のように分けられますので、まずは一度分類してみてください。

・CD/DVD類
・スキンケア用品
・メイク用品
・アクセサリー類
・貴重品類(印鑑/通帳/カード類)
・機械類(デジカメ/コード類など、電気の香りのするもの)
・生活用具(文房具/裁縫道具など)
・生活用品(薬類/洗剤/ティッシュなどの消耗品)
・キッチン用品/食料品
・その他

 

分類が終わった小物類を見ると、「こんなモノ持っていたっけ?」と思うモノが想像以上に多いのではないでしょうか。なんとなく持っているモノの存在に気づくだけでも、すごい収穫。ときめきに囲まれた暮らしを送るためには、なんとなく所有してしまっている小物類をカテゴリーごとに集めて、手放すことが大切なポイントです。

 
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